「人工超知能」 -生命と機械の間にあるもの-

著者 :
  • 秀和システム (2017年7月26日発売)
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感想 : 15
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AIの進歩がますます加速していく現在、私たちの社会はどのような影響を被るのだろうか?
AIは人間の知性を越えられるか?というテーマを中心に、技術面のみならず哲学的見地から考える。

軽いノリで手に取ってみたら、しっかりとした内容の本で前半は流し読み。
コンピューターが意思を持ち人類を滅ぼす、SFなどではもはやお馴染みの設定であり、ターミネーターなどが代表的な作品でしょうか。
確かに『Siri』などを利用していると、時々「怖!」と思えるような返事が返ってくることがあります。ただ今のところは、Siriにしろペッパー君にしても、「らしく」振る舞っているだけで感情や意思を持っているわけではありません。では何を持って感情を持っているといえるのか?となるとやはり哲学的な話になるのでしょうし、判断するというのも無理な話なのでしょう。
ただ私は、AIが本当の意味で心を手に入れることが出来たのなら、人間を管理することはあっても殲滅しようとは思わないのではないかと考えています。それより怖いのが、心を持たないまま自立してしまった場合、地球にとって人類が有害だと判断され排除されるのではないかと危惧しています。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2018
感想投稿日 : 2018年2月19日
読了日 : 2018年2月19日
本棚登録日 : 2018年2月19日

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