2017/03/09了読。
2017年2冊目。
通勤時にちょっとずつ読んでたので、時間がやたらかかってしまったけれど、最初の一行目から物語の魔法にかかってしまった、幸せなひと時でした。
内容としてはダークファンタジー寄りのホラー。
タイトルから連想していた夜の庭師と実際に出てきた庭師の印象が随分違っていて…思ってたよりホラー要素高めでした。
19世紀半ばのじゃがいも飢饉、アイルランドの多くの人々が飢えで餓死するか、命を懸けて母国を捨ててイギリスやアメリカに渡らなければならなかった。そういうことも、世界史をきちんと勉強していなかったので知らず…(高校は受験対策で日本史だったから…という言い訳)
その時代に両親と船ではぐれて二人だけになってしまった赤髪の姉弟、モリーとキップ。
二人が奉公に向かったウィンザー家の主人夫婦と子供たち、語り部のへスターケトル。
登場人物が皆魅力的で、物語ることの喜び、読書の楽しさに浸れた一冊でした。
ジョナサン・オージェ。もっと読んでみたいです。
それにしても、せめて月一冊くらいは読みたいなあ…
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2017年3月9日
- 読了日 : 2017年3月9日
- 本棚登録日 : 2017年3月6日
みんなの感想をみる