生きるということ

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本棚登録 : 396
レビュー : 26
制作 : 佐野 哲郎 
kouhei0210さん 最近読んだ本   読み終わった 

なかなか難解。内容というよりも、今回も訳によって
さらに意味をとることが困難になっているような
気がします。
エイリッヒフロムは、『愛するということ』『悪について』
に続き3作目。今回も難解ではありましたが、興味深い
内容でした。
『持つこと』と『あること』の2つの人間存在の様式
についての考察と、その善悪について。そこから
資本主義と社会主義の双方に対する批判。決して
社会主義を称賛するのではなく、マルクスは
一定の評価を行うが、社会主義はマルクスから
大きく離れて、持つ様式の最たるものと位置付ける。
宗教の問題。キリスト。イスラム。ユダヤ。仏陀。
東洋思想と仏陀の涅槃。悟りと『持つ様式』と
『ある様式』についての論評。
などなど、面白い切り口の内容が多く
論述されてあります。
1960年から70年代において、これらの論評を
行うことを考えれば、なかなか興味深い人だったのでは
ないかと思います。
ただし、後半の『ある様式』の人間社会をつくるための
提言については少し、疑問に思うところもあります。

レビュー投稿日
2016年2月21日
読了日
2016年2月21日
本棚登録日
2015年12月2日
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