恵まれた家族に育った19歳の少女佐々伸子が女性としても、人間としても自由に大きく成長したいと熱望するなかで、自ら選んだ結婚とその後の精神的苦闘を描く。伸子が、家、結婚、夫婦生活と仕事などについて抱く悩みは、大正末期という時代に自己にめざめた女性が一様に直面した問題であろう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2012年9月21日
- 読了日 : 2012年8月26日
- 本棚登録日 : 2012年8月26日
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