文字とはその時代の人間にとって解読方法を知ってる暗号のようなもの。なので別の時代の人間には解読に難儀することもある。ヒエログリフには母音がないので、たとえばこういう表現になっている、正しく母音を補うのは難しく、たとえばctならcat以外にもcoat,cuteなどいろいろある。象形文字には、表意文字・表音文字・決定詞の3タイプがある。加えて翻字という特殊な字もある。象形文字は左から右や上から下以外にもどの方向からも読んだりする。
表現したい内容:the elephant sat on the cat on the mat.
ヒエログリフ:th lphnt st n th ch n th mt...

2024年4月22日

読書状況 読み終わった [2024年4月22日]

下巻は第2次幕長戦争、戊辰戦争、彰義隊征討、ラストの価値観古い尊王攘夷残党による暗殺で淡々と進む。どうにか全部読んだけど、大村益次郎のキャラづけが専ら合理性のヒトて以外は残らんかった。幕末の巨人西郷隆盛に対する、数少ない低い評価を変えなかったてところが変わり者てことなんだろうけど。

2024年4月15日

読書状況 読み終わった [2024年4月15日]
カテゴリ 小説

中巻は幕府お雇い学者(蘭語と軍事教書の専門家)が、桂小五郎に安価で長州藩にヘッドハンティングされ、第2次長州征伐で士気があがらず旧式装備しかない寄せ集め幕軍に勝つ際に、軍事統括を村田蔵六が任されたという話、大村益次郎への改姓改名も責任ある地位に立ったために必要だったと解説。全体として大村益次郎の話より当時の長州の政治状況の解説がほとんどで、桂小五郎に加え井上馨と伊藤博文以外は司馬遼太郎には褒められてない

2024年1月17日

読書状況 読み終わった [2024年1月17日]
カテゴリ 小説

上巻はまだ無名で臨床医としての評判はさっぱりの無愛想な村田蔵六が大阪の適塾・長崎(ここで意図せず既婚者であったシーボルトの混血娘イネとあう)・宇和島・江戸(女囚の解剖)・山口(ここで桂小五郎に引きたてられる)で雌伏というか着々とオランダ語そして英語を習得していく様子。妻子ある身でありながらトンボとりのような風来坊ぶり、一夜限りのイネとのリアルか架空かW不倫くらいの箇所しか上巻では盛り上がりはない印象。余談ながら司馬遼太郎節は健在で逆にくどく感じてしまう

2024年1月6日

カテゴリ 小説

本屋で立ち読みで1時間弱で読めました。図解が多く全世界にわたり非常にコンパクトなのでホントに入門書です。いまの中国の支配がどのくらい続くか、オスマン帝国やローマ帝国と比べると、不安要素が大きく基盤がかなり弱いことが理解できます。ようつべよりも早く地政学のおおつかみできる。
・ロシアにとって新たに浮上した利権の北極海ルート
・世界のチョークポイントは、マラッカ海峡・ジブラルタル海峡・ボスポラス海峡・パナマ運河・マゼラン海峡・スエズ運河・ホルムズ海峡。
・世界のパワーバランスは、シーパワー(アメリカ、イギリス、日本等の国境が海に面する国)とランドパワー(中国、ロシア、ドイツ、フランス等ユーラシア大陸内陸部の国)の拮抗。
・7分で核爆弾を日本に到達できる北朝鮮がそばにいる状況で、日本の対応は世界的には非常にのんきすぎる部類

2023年9月23日

読書状況 読み終わった [2023年9月23日]

家康のいやらしさテンコ盛り、淀殿を筆頭に大坂方の首脳陣のDQNぶりフルスロットル。大河ドラマ途中だが、真田丸で幸村の大阪城決戦での苦労ぶりが思いやられる

2023年7月27日

カテゴリ 小説

司馬作品を読むとどうにも家康が嫌いになってしまう。家康が大阪の栄華を奪った張本人だから、大阪人の司馬先生は嫌いなんだろうかと邪推。
 石田三成がずいぶんバカにされてるね。登場人物の中では敗軍の石田サイド(島左近、直江兼続、大谷吉継、舞兵庫、むろん真田昌幸などなど)ばかり、ずいぶん格好よく書いてくれてます

2023年7月27日

読書状況 読み終わった [2023年7月27日]
カテゴリ 小説

絶賛者の多い岩波ジュニア新書の中の1冊、子供だけに読ませるのは勿体ない好著。
 世界の西の端のカリブ海でプランテーションされた砂糖と、世界の東の中国で栽培されたお茶が、世界の中心イギリスで砂糖入り紅茶として出会った。それもイギリスが世界の覇者になったからこそ。
 そのとき、イギリスはワインの名産地ではないため、フランスやポルトガルやスペインと異なり、砂糖を入れた甘い飲み物をつくる、そういう組み合わせが生まれた(逆にいえば、イギリス以外が世界の覇者だったら砂糖入り紅茶は生まれなかったかも、、、)という文化背景も理解できた。
 かたや光の陰、大量の砂糖生産プランテーションを支えるアフリカからの黒人奴隷移植によるモノカルチャー生産工場、そのために何世紀経とうとも南米やアフリカは貧困から抜け出せない状況に置かれた、幾つもの大陸をまたぐ世界商品の砂糖ならではのダイナミックな論旨展開が素晴らしい

2023年4月9日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2023年4月9日]

つる姫じゃ~の著者による、江戸時代の滑稽本の内容をマンガに書き換えたもの。もとがエロコメナンセンスな作品であり、これが江戸時代に流行ったのは旅情報ふくめ庶民の娯楽がとかく不足してたからだろうけど、こういうエロコメナンセンス作品がのちの歴史教科書に絶対のることになるなんて十返舎一九も思いもしなかったろうね

2023年3月19日

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読書状況 読み終わった [2023年3月19日]
カテゴリ 絵本

2023正月ドラマは小説の設定とエピの一部をぐっと縮めて拝借したに過ぎず、正月ドラマだけで済ませず小説にまで手を出してよかったと思わせた。勝海舟の深慮が抜群に効いてる、あと小説呼んでびっくりしたのが西野七瀬の役の女性が小説には皆目登場してなかったこと。いらなかったてことじゃん西野七瀬。なぜ幕府がフランス軍に徹底的に頼って官軍と江戸城をかけて闘わなかったか、江戸が火の海になるのを避けたかったからと言われているが、この小説ではフランスの力を借りて幕府が闘うと、官軍薩長はイギリスの力を借りて闘うことになり、そうなると内戦でどちらかが勝っても恩を着せたフランスなりイギリスが租借を申し出ることが危惧されたから、勝海舟はおとなしく官軍に恭順したという設定、ひとりだけ超人のようなアタマをもってたことになる勝海舟。百姓どもが薩摩の芋侍を不意打ちで殺しまくる描写も見ていたかのように迫力抜群、小説ではなんと訓練の部分に半分も費やして描写してる

2023年3月11日

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読書状況 読み終わった [2023年3月11日]
カテゴリ 小説

TBSクレイジージャーニーでまっちゃんが呆れるほどの洞窟探検家。エピソードが素人にも想像つく登山家のそれとは全然違うぶっとびぶり、まさに未踏のジャンル。文才も抜群、個人的には洞窟には一切残さないというポリシーの排泄物をどうやって持ち歩きするのか、そのエピソードを想像すると大笑いできました。テレビでは味わえない面白さ

2023年2月25日

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NHK大河鎌倉殿の13人の舞台を複数の著作で人ごとに切り取ったオムニバス。谷津矢車→北条義時、秋山香乃→大姫と静御前、滝口康彦→曽我兄弟、吉川永青→梶原景時、高橋直樹→源頼家、矢野隆→畠山重忠、安部龍太郎→源実朝。そう北条政子・源頼朝・源義経という書きつくされた人ではない人たちにフォーカスした作品でして、これらを読むと特に北条義時のダークサイドを描き切った三谷幸喜脚本自体が非常に出来が良かったことも痛感できます。曽我兄弟の復しゅう物はこの作品を読んでようやく理解できたし、源義経がなぜあそこまで源頼朝に疎んじられたかも、わかりやすく描写してます。高橋直樹は鎌倉時代に特化した文庫作品をだしているそうなので機会があったら読んでみよう。畠山重忠も無骨に描かれてます。私の感性にいちばんあったのは意外にも秋山香乃の作品でした、女心の描き方がたおやか

2023年2月10日

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読書状況 読み終わった [2023年2月10日]
カテゴリ 小説

鎌倉時代の全体を北条宗家のトップ並びその周辺人物、さらに、対抗勢力を拾い上げて雑感するための辞書のような本。とにかく最初から最後までライバルを滅ぼす内戦ばっかりだった、平和な時代が泰時のいっときしかない時代。時政と義時は大河ドラマで登場人物キャラの顔が浮かぶ半面、泰時以降は似た名前も似た名前がずっと続くので一読はできるけどアタマにはほとんど残らない(さすがにラストの太平記時代は何人かわかるけど)。

2023年1月21日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2023年1月21日]
カテゴリ 新書

大河ドラマ鎌倉殿の13人で登場人物のキャラが印象に残っているうちに読んだ。
 悪禅師(阿野全成)・黒雪賦(梶原景時)・いもうと(保子=ドラマでは実衣)・覇樹(北条義時)の4編からなる直木賞受賞作。
 悪禅師では亀の前騒動・義経追討・範頼殺害、黒雪賦ではまだごく初期に敗戦して隠れている頼朝見逃し・上総広常謀殺・義仲追討・義経を頼朝が嫌った原因は京好みの自分を差し置いて院に接近したことと説明・御家人66人からの弾劾状、いもうとでは婚約者義高の誅殺と大姫のやまい・比企一族殺害と頼家出家ねつ造・実朝と公暁・4代将軍三寅の世話人に保子がなったこと、覇樹では和田義盛とのいくさ・畠山重忠と稲毛重成とのいくさ・時政の追放・承久の乱「御家人の謀反ではない。上皇さまこそご謀反あそばされたのだ」、そして死亡。
 改めて大河ドラマ鎌倉殿の13人がたくさんのエピソードを実に魅力的にうまくとりいれていたことを感じさせた、なんてったって直木賞の小説よりも描写が生き生きしてたのだから。しかし、あの大河ドラマがなければ、よくぞここまでコンパクトにおもしろくまとめたなあと思う。この小説を読んで、義時はほんと本音というか欲を出さずに生きてきたので、よくぞ彼を主人公にあそこまで面白いドラマが書けたものだと感嘆。あとどこにでも出てくる闇のキーパーソンが三浦義村。

2023年1月17日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2023年1月17日]
カテゴリ 小説

NHKで放送された東京ブラックホールⅠ戦後ゼロ年1945-1946の種本。最初は画像をなぞった本だと思ったが、逆で、NHKもとディレクターがつくったこの本の中で画像のあるものだけ放送したというのが正しい。そのくらい画像のない、貴重な情報が捨象されまくっており、抜群におもしろかった。敗戦で警察権力が弱体化したなかで、闇市を力で統制するために成り上がったのが第三国人(日本からみれば戦勝国となった朝鮮・台湾・中国人)と、進駐軍にいろいろ都合つけたもと高級軍人。その過程で893も急成長していく。売春宿や貧民窟は検閲でほとんど画像が残っていないそうだ。戦後すぐのほうが天皇の戦争責任ふくめ国民の間で自由に議論されていたというのもなるほどだった。この時代に関心ある人には、参考文献の列挙が大量な点も含めて強く強く勧める一冊。

2023年1月8日

読書状況 読み終わった [2023年1月8日]

ヤスさん・アキラ・美佐子、そしてたえ子・照雲、さいごに由美。みんな何かが欠けて、お互いの関わりで暖かく埋めている。設定がドラマぽいんだけど、30年スパンでのエピソードを上手に描けていて、ヤスさんのぶきっちょな言動ふくめてすごくよい作品でした、一気読みする面白さ

2022年12月15日

読書状況 読み終わった [2022年12月15日]
カテゴリ 小説

タリバンによるバーミヤンの仏像破壊に匹敵する、日本人による仏教美術の短期間での大量破壊と称されている、明治維新直後の廃仏毀釈の実態を知るために読んでみた。著者は新聞社に勤めたことのある住職ジャーナリストで、まとまった文献があまりないので、全国をめぐって聞いた各地の話を地域ごとにまとめている形態が採用されている。
 「はじめに」「結びにかえて」の数ページで全貌がわかるのだが、知らなかったことがいっぱいあったので備忘メモ。
・明治政府が出した神仏分離令はあくまで、神と仏を切り分けよ(神社と寺社の分離)、神社に従事していた僧侶は還俗が好ましい、葬式はお経を読んで火葬の仏式から土葬の神式に切り替えよ、というもの。
・つまり明治政府は寺院仏閣の破壊を命じたわけではなかったが、明治政府に忖度した田舎知事やそれ以前の僧侶の堕落に怒っていた住民の過激化により、仏教に関連する施設や慣習がことごとく破壊されていった。
・なかでも水戸・佐渡・松本(長野)・苗木(岐阜)・伊勢・隠岐・宮崎・鹿児島では徹底的に寺院が破壊され、一時は寺院と僧侶が完全に消えた。
・興福寺の阿修羅像や運慶製作の菩薩像は、ゴミ同然の扱いで乱暴に捨て置かれ、無残にも阿修羅像の腕は粗雑な扱いのため2本欠けてしまっている。そのほか、海外に格安で流出した国宝級の仏像もたくさん存在する。多くの仏像が焚き木にされた。興福寺の五重塔は当時の時価で10万円で売り払われた、購入者は塔に使われていた金属代として払ったのだが、解体費が用意できずに解体されずに済んだ。
・江戸時代まで、神社には社僧と呼ばれる僧侶が従事し、神前で読経していた。さらに、別当という宮寺における責任者も存在していた。
・京都の八坂神社も北野天満宮ももとは寺だった。新京極通は明治時代に上知令で誕生した。もともとお寺に供与する金属製の仏具の製造を専門にする仏具屋だったが、神仏分離令でニーズが激減した際に、鋳物で培われた理化学の技術と知識を活かして事業転換したのが島津製作所。
・平安時代に本地垂迹説が誕生(神仏習合)=仏さまが衆生を救済するために神の姿を借りてこの世に権現した。
・神仏分離令では、権現という仏が神の姿になってこの世にあらわれたという仏教由来の神号の利用を禁止した。
・上知令で寺院の広大な境内地も没収された。東京では徳川家の菩提寺だった増上寺の境内地が没収され、また、仏式でやっていた葬式を神葬祭に切り替えるために、芝公園や青山霊園が整備された。ちなみに、薬王院から国有林に替えられたのが高尾山。
・例えば伊勢の地蔵町という仏教にゆかりある地名が幾つか変更された。また伊勢信仰を全国に広めてきた御師も神仏分離の一環として廃止された
・実は天皇家自体も歴史的に考えてもらえばわかる通り熱心な仏教徒だったので、神葬祭に切り替えられ、一時的に土葬を強いられるなど翻弄された。かつて天皇家に菩提寺はあったが今は無い。

2022年12月10日

読書状況 読み終わった [2022年12月10日]
カテゴリ 新書

2019年発刊なのでコロナ禍を想定していないでインバウンド華やかな中で東京オリパラが普通に開催されることを予測して執筆されている面で予測ハズレの部分もあるけど、私はひろゆきの思考経路は割と親和性を感じながら読んでます。「予測の精度は高いほうが損しない」「とはいえ物事の進むスピードが物凄く速くなったので予測が難しい時代にはなった」「経済合理性にかなっているモノは、原則として時間の問題で成り立つので普及する。しかし例外的に経済合理性にかなっていても人間がバカな判断をすることも少なくない。」「ヒット予測は最初にそれがなぜいま普及していないかの理由を考える、たいていコストという合理性の面と感情論(制度論)という非合理の面。例えば、ひろゆきは将来網膜にレーザー映像を直接照射する網膜投影型のディスプレイが流行ると予測している。これがポストスマホであると)」「日本は人口オーナスが明白で成長性がないので、投資も技術開発も先細り、優秀な人間は海外からも集まりにくくなる」「ニコニコ動画がユーチューブに勝てない理由、アメリカの場合は莫大な資金を投資で集めて赤字が続いても優秀な人間を大量に投入し続けるので、自前の資金でやりくりしている日本企業が勝てるはずがない。このように、インターネットが絡む全てのビジネスの領域で日本のやり方で世界に勝てる余地がどんどんなくなっている」「日本からジョブズやイーロンマスクがでてこないのは、単純に日本経済が英語圏で動いていないから。世界で成功するとは英語圏で成功するに近く、日本で成功するのと世界で成功するのとでは全く別のセンスが必要になる。」「働き方改革の最適解は人間を雇わずロボットを雇う、既に無人化が進んでいる世界のオートレジがそれを証明している」「仮想通貨に投資するのは2019年時点でももう出遅れているし、税率は高すぎるし儲かるとは思えない。またブロックチェーンも過大評価されすぎ」「普通の人間にとってのひろゆきの考えるシンギュラリティは、CGによるVRが現実世界のそれと区別つかなくなったとき」「いまの日本は自動車に代わる基幹産業を新たに見つける産業構造になっていないことが一番の問題。世界水準で日本のやり方が基幹産業たりえないのは上述のとおり」「農業や工業はそのプロダクトが無くなると社会生活に支障をきたすのに対し、エンタメ産業は生きるのに必要のないものをうみだしているので、時間を奪い合ってるにすぎないとひろゆきはみている」「ただし体内にクスリを運ぶナノボットの開発だけは基幹産業ではないが日本にとって今なお先端産業となる見込はある」「海外のカジノも集客に失敗している所がたくさんあるので、むしろ日本にカジノをつくるのなら伝統的な賭場を再現して外国人を呼び込むオリジナルエンタメにすべき」「日本は規制が多すぎて、ドローン・セグウェイ・無人自動車などなど新しい技術の実証実験が海外に比べてどうしても遅れてしまう。そうなると、規制をすることでその技術が海外で先に進歩して日本は技術輸入国でしかなくなる。例えば、ヘリラジコンはもともと日本の十八番だったが、ドローンになって日本のメーカーはまったく太刀打ちできなくなった。つまり、規制をかけることで何の機会を失うのかという副作用の深刻さにめをつぶっている」「海外に住むと日本人の独特さがよくわかる。海外の人はどんなに少数でも自分が正義と思ってるときは絶対に意見を枉げない、たとえ周りの100人が反対していても関係ない。むしろドイツでは、ナチスの台頭の反省から、周りがどう言っても自分が間違ってると思ってるときはたった1人でも間違ってると言いはれるように育てようという方針」「海外では、二項対立する問題があったとき、真実かどうかに関係なく、ウソをついてでも大衆を動かせるパワーのある人が勝ってしまう。トランプ大統領は中...

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2022年12月8日

読書状況 読み終わった [2022年12月8日]
カテゴリ 自己啓発本

韓国人が嘘つきがまかり通る、しかも資料との実証を無視する傾向ばっかりの大韓民国とその国民と冒頭から謗る本で、従軍慰安婦の虚構とかは小林よしのりのマンガで予備知識はあったものの、読み疲れはしました。なおさら自国の学校教育でしか知識を得ていなかった韓国人には驚き大でしょうね。
竹島をめぐる資料に基づく反証はけっこうビックリしました。あと1965年の日韓共同宣言での請求権協定に関する双方外務省のやりとりはへー知らんかったという感じで、ここまで韓国人が自国に都合悪い仔細を書ききってくれたことに驚いてます。これを読んだから韓国人ヘイトな感情を抱くほど私は幼稚ではないが、むしろ韓国人とプライベートでこの話題に触れるのは逆鱗になるなと思った。
 著者はいま韓国でどう暮らしているのだろう。また、韓国での資料を使っての有効な反論をだれか試みたりしていないのだろうか。それができずに感情に任せて売国奴だとか人格攻撃に終始してる気もする。

2022年11月26日

読書状況 読み終わった [2022年11月26日]
カテゴリ 新書

巻がすすむにつれて、どんどん最上友紀子がなんにでも詳しいだけの科学辞書代わりになってしまっている。遺伝子ドライブ、ゲノム編集、クローン、自己完結型人工内臓、ユングの集団的無意識理論による記憶転移。ようやく厚労省の三枝とライデン製薬がでてきたが、コヒーが堂々と対峙してるのもなんかご都合主義だし、日本のイチ企業や役所が、世界が仰天する研究をやってるというのがウーン。ロシアや中国といった、実際にやりそうなところならまだしも。

2022年11月15日

読書状況 読み終わった [2022年11月15日]
カテゴリ 小説

ドラマ、パンドラの果実のネタ本第2弾。カールカーンはドラマよりも得体のしれない存在として描写している。とりあげた事件は、死体が生き返るウィルスの創作、VRのロシアンルーレットを利用してのコタール症候群(自分がすでに 死亡 しているという妄想的信念を抱く 精神障害)の続出、ナノボットを悪用しての内臓機能破壊、どれも連ドラより映画のネタ向き。率直な所、最上博士の存在が薄くなってる。

2022年11月5日

読書状況 読み終わった [2022年11月5日]
カテゴリ 小説

テレビに出演しているいち教師に関して、暴行をはたらき生徒と不倫している偽りの動画がつくりだされ、SNSで拡散され、出勤停止などに追い詰められていく。誰に起きても不思議でない事件をとりあげており、途中で自殺者も出てしまう。最後は倍返しに成功して、その過程がご都合主義な面はあるのだが、真犯人の動機が軽くて独善的であることは逆にリアルかも。記者会見あとも推定有罪が一向に晴れない様子とか、映画とか連続ドラマにはぴったり

2022年10月27日

読書状況 読み終わった [2022年10月27日]

ラストにビックリ、面白かったおススメ

2022年10月22日

読書状況 読み終わった [2022年10月22日]
カテゴリ 小説

高校で世界史受講未了だったので、基礎教養として世界史を通観しておこうと手に取ったのだが、ビックリするぐらい読みやすいしアタマにすいすい入る、ごくごく初心者にはピッタリの著作。
 その理由が一般的な教科書と違い、【世界史の舞台を、大きく、ヨーロッパ・中東・インド・中国という風に大きく同時代で4つに分け(むろん、時代によってはインドが消える代わりにアメリカが登場する)】【タテの歴史を10のブロックで輪切りにして著述していく】【視点は、物々交換、貨幣経済の誕生・硬貨から紙幣、さらに兌換と不換の発達・大航海時代と銀の時代、、、など相互地域での交わりにも言及していく】というもので、最後まで面白くてあっという間に読めましたし、手元に置いておきたいと思わせる著作でした。
 世界史が全くダメな人はぜひこれを手に取って下さい。世界史に詳しい人には、知識の食中毒を避ける離乳食のようなものなので物足りないとは思いますが。
 この発想でNHKスペシャル歴史ものシリーズつくってほしい。読んで思ったのは、東南アジア・アフリカ・中南アメリカ+オセアニアは被支配国として登場してもただの一度も支配国として登場することはなかったんですよね。まさに銃・病原菌・鉄

2022年10月15日

読書状況 読み終わった [2022年10月15日]
カテゴリ 新書
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