ピアニストでもある青柳いづみこ「ドビュッシー~想念のエクトプラズム~」(東京書籍 1998―>中公文庫 2008)は、ドビュッシー音楽を聴くうえでの必読書だ。フランス世紀末のデカダン風味満載で、ボードレールやマラルメなどの名が親しみ深く感じられさえする。オカルティズムも出てくるが、一般人に読みやすくアレンジされているのも嬉しい(元は学位論文に手を加えたものだ)。
「アッシャー言語」というネーミングさえも出てくるのだが・・・。今年は、ドビュッシー生誕150周年にあたる。
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Book Review
- 感想投稿日 : 2012年9月10日
- 本棚登録日 : 2012年9月10日
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