- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344021884
感想・レビュー・書評
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本人の闘病記より奥さんとの子供に対しての齟齬感が気になりました。
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見城社長が出させた闘病記を読むのは「私は薬に殺される」以来です。
あいかわらず、文章は粗削りでも、性根の座った人を見つけてくるなあと思いました。
自身のがん(再発で余命半年を告知される)、妻の統合失調症(記憶喪失を伴う)、一人息子の学習障害(自閉症スペクトラム?)という一つでも十分困難な事柄を同時に三重に抱えて、それでも「口角上げて生きまっしょい」という著者。
人間ってこんなに強くなれるんだと、ほんとにすごい記録を読ませてもらったと思います。 -
上咽頭がんを発症し余命半年の宣言を受けた著者が綴る闘病エッセイ。
2011年からアメーバピグに闘病日記をアップしているこのブログ、すでに闘病、がんのブログランキングで1位になっている。
2006年に上咽頭がんを発症し放射線&抗癌剤治療の結果一旦治まるも、2年後の2008年に再発。 それと同時期に奥さんが路上で倒れ、記憶喪失、その後統合失調症。 これほどの不幸な出来事のオンパレードであれば、精神的に参ってしまうのが普通だが、著者は見事に乗り切る。 余命半年の宣告を受けてから実に2年半生き延びている。
著者に気持ちを切り替えさせ不幸と戦う勇気を与えたのが、「砂時計の下の方の発想」 砂時計の下で上から降り積もる砂に埋れてしまうイメージを持っていた著者だが、砂時計をひっくり返えせばその砂は吸い込まれるように自分の足元から消えてゆく。 その様な気持ちの持ち方のパラダイムシフトが、まさに著者を今日まで生かしてきた。
不幸な出来事を楽観的に捉えようとした結果だということは理解しつつも、おちゃらけた文章とコミカルなイラストは書籍としては安っぽく見えるので残念。 -
私はブログを愛読させていただいているので、お馴染みのラズワールドを堪能させていただきましたが、ブログを知らない方が読んだらどう思われるのか…。
正直、同じように楽しめるかどうかは分かりません…。
ただ、この病気や困難に立ち向かう前向きな姿勢、「砂時計の下のほう発想」は、知っておきたい姿勢だ。
こういう考え方、立ち向かい方もあるんだ、と覚えておきたい。
最初「ハデハデだぁ~」と思った表紙ですが、ラズワールドとマッチしてますね。
同じイラストレーターの挿絵が、またいい味出してます。