せつないSF短編集。
宇宙船が出てきてドンパチやるのがSFではない。
こういう感情の細やかな機微まで描いてる小品たちを読んでいると、SFというジャンルに対するイメージが変わりました。
最新技術によって、動き・話し・感情も持つフィギュア。
そんな彼らの恋と人間との交流を描いた表題作は、とても印象に残りました。
いじめられっ子の少年と人間型ロボットの出会いと別れを描いた「カーマインレッド」も素晴らしい。ラストに胸を打たれる…。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
一般小説
- 感想投稿日 : 2009年3月4日
- 読了日 : 2009年3月4日
- 本棚登録日 : 2009年3月4日
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