えっ。とにかくそのひとことだけだった。
カンナビスもそこまで出張らず、幾島さんもとくに影を落とすこともなく、9Jがドンパチをわっとしたくらいですぐにおしまい。
集団催眠、というのか。そんなことできちゃって沢木と似たようなカリスマを持っていました、ってそんなんでおしまいでいいのかい。
9Jという名の意味、本名の意味、わからなくもないのだけれども、まるで悲劇のヒーローみたいにつむぐなんて、なんだか納得がいかない。
しかもトオルのとーちゃん昔幾島さんと会ったことがあるっていう設定にしてくるとかなんかもう……もう……。
9Jの声音が、聞く人にとって心地よいものとなる音感を持ち合わせているということはおもしろいと思った。
しかもその声音を持ち合わせていた歴史上の人物にヒトラーがいたとか……。まるかぶりじゃねえか……。
とくにヒトラーは、その音感があるならそれとともに、相手をどうすれば威圧・征服してゆけるかを心理学的にも学んだうえで政治を推し進めていく冷静さも持ち合わせていたから、よけいに目立つのだけれども。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
漫画(ジャンル問わず)
- 感想投稿日 : 2014年7月3日
- 読了日 : 2014年7月3日
- 本棚登録日 : 2014年7月3日
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