実際の犯罪をモチーフにした作品集。どれも読みながら引き込まれる内容。この手の吉田修一作品は大抵そうで、途中で止められなくなるものが多い。ずいぶん前に読んだ『怒り』はまさにそうだったと思う。
最後の一編、元プロ野球選手の話は途中から既視感があった。以前テレビで見た再現ドラマを覚えていたからかな。
読み切りが5作、全てちょうど良い長さ。犯人に取材したのか⁈と思うくらい現実味を帯びた内容で読み応えのある作品集。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年1月6日
- 読了日 : 2024年1月6日
- 本棚登録日 : 2023年12月24日
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