羊をめぐる冒険(上) (講談社文庫)

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本棚登録 : 12565
レビュー : 740
著者 :
ksk84さん レビュー有   読み終わった 

※上、下巻の感想をまとめて記載

「村上春樹」好きの先輩から勧められて読んだ本。

人と同化することで強大な力を発揮する羊を探すという、大人ファンタジーテイストな作品。
「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」と同様、設定+世界観に引き付けられ一気読みだった。

村上春樹作品の例外に漏れず「酒」、「音楽」、「女」という要素が入っている。
僕、鼠、ジェイ等々、とにかく出てくる登場人物達が最高に気障でクールでカッコ良い。

村上春樹作品には色々楽しみ方はあると思うけれど、理詰めではなく漂う色気・雰囲気を味わうのが一番ではないかと感じる。

個人的には、魅力的な耳を持つ彼女がたまらなく好き。
一体どんな耳なんだろう(笑)

<印象に残った言葉>
・良いバーはうまいオムレツとサンドウィッチを出すものなんだ。 (僕 上 P59)

・いわしなんてどうでしょう?つまりこれまでいわし同様に扱われていたわけですから。 (運転手 上 P260)

・弱さというのは体の中で腐っていくものなんだ。まるで壊疽みたいにさ。俺は十代の半ばからずっとそれを感じつづけていたんだよ。だからいつも苛立だっていた。自分の中で何かが確実に腐っていくというのが、またそれを本人が感じつづけるというのがどういうことか、君にわかるか? (鼠 下 P224)

レビュー投稿日
2016年1月25日
読了日
2016年1月24日
本棚登録日
2016年1月25日
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