分身 (集英社文庫)

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本棚登録 : 12621
レビュー : 1028
著者 :
kta0atkさん ミステリ   読み終わった 

若く美しい二人の女子大生が、
利欲と野望にまみれた大人達に翻弄され苦難に遭いながら、
自分達の足で運命を切り開いていくお話です。

二人の女の子は育ちも性格も全く異なります。
函館の大学教授の家庭で育った清楚で可憐な鞠子。
東京で看護婦の母と二人で暮らす闊達なアマチュアバンドの歌手 双葉。

住む場所も異なるし、会ったこともない二人の共通点は、
レモンを皮のまま丸かじりすること。

ある日、双葉のテレビ出演を機に、二人の運命が大きく動き始めます。
鞠子は母を火事で失い、双葉は母を轢逃げで失います。

二人は母の死をきっかけに時を同じくして自分の出生に疑問を感じ始めます。
それぞれ協力者の力を借りながら、徐々に真相に迫っていきます。

そこには、出会ったことのない二人を繋ぐ無数の共通項が見えてきます。
やがて自分の存在価値を見失う驚愕の事実を知ってしまうのです…。

真相はタイトルで半分ネタバレしています。
結末も最後は読者の想像に丸投げした感はあります。
でも東野圭吾の作品てみんなそうでした。3~4冊しか読んでませんが。

でもでも、登場人物が次々と不幸な目に遭いながら、
それを次々と乗り越えていく達成感みたいので読ませられます。
気付くと本作品も一気に読了しました。

東野圭吾、底は浅い、かも。
でも、これでもかこれでもかとスキャンダラスネタで読ます
「哀しみのサディスト」。

レビュー投稿日
2013年11月15日
読了日
-
本棚登録日
2013年11月15日
2
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