こころから言葉へ

  • 弘文堂
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感想 : 2
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吉本隆明も北山修も、私にとって違う次元に住む頭の良い人間です。
はるか高みに住む二人の対談集を見つけました。
理解できなくてよいので、仙人のような二人が何を話すのか、ただ興味だけで読みました。

始めに北山修先生が、礼儀正しく理路整然と、自己紹介からテーマ提案という流れで対談を始めます。冒頭読んだだけで本当にこの方は賢い!と恐れ入りました。
吉本隆明先生がこれまた理路整然と受けて考えを展開します。少し難しくなってきます。
「論」を論じる気配に文字を目で追うだけです。

ところが、吉本隆明さんが私的エピソードを話し始め、面白くなって来ました。
というかやっと話の内容が見え始め、そのまま読みきれました。
この劇的変化については北山修さんもあとがきで触れています。

あとがきで印象に残った言葉をひとつ…。
対談集を読むとき、読者はひとりで読んでいるのに、北山修と吉本隆明が加わって3人になる。ところが読者はやはりひとりなわけで、対談者に取り残される。個人の幻想。
対談集は公の書物なので、全ての読者は同じ幻想を経験する。共同幻想。

知の巨人 吉本隆明と元ザ・フォーク・クルセダーズで精神分析医 北山修との対談集。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 対談
感想投稿日 : 2013年11月16日
読了日 : 2013年11月16日
本棚登録日 : 2013年11月16日

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