水ビジネス 110兆円水市場の攻防 (角川oneテーマ21 B 127)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2009年11月10日発売)
3.40
  • (5)
  • (32)
  • (38)
  • (7)
  • (1)
本棚登録 : 269
感想 : 33
4

私は学生で就職活動の一環として本書を読んでみましたが日本の現状から海外の現状まで幅広くまとめられており非常に勉強になりました。
以下に自分のアウトプットとして簡単にまとめを書かせてもらいます。

全人類が例外なく必要とする水。
その8人に1人は安全な水を飲めない。
サダム・フセインは「石油と水は国家なり」と言い、イラン・イラク戦争の発端も水であったと言える。
今後水ビジネス市場は110兆円市場になると言われており、世界各国でこの大型市場の争奪戦が起きているが、日本の企業は出遅れている。
というのも海水淡水化技術では日本が優れているが、110兆円のうち100兆円は管理・運営であり日本の上下水道の管理・運営は地方行政がになっているからである。
ただし漏洩率をみると日本の平均は7%であるのに対しロンドン26%香港26%韓国20~40%と誇るべき素晴らしい技術を持っているといえる。
このような技術を海外に売り込むためには日本政府の支援も必要になる。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2011年12月4日
本棚登録日 : 2011年12月3日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする