面白いな。この人の本は初めて読んだけど、読みやすいし面白い。
Kindleの上下巻売りで、上巻は安くて下巻は高い。なんだかちょっとなって気がするけど、この方が正しいだろっ敵もする。新しい時代になれるべきなんだろうけどなあ。

2018年2月4日

読書状況 読み終わった [2018年2月4日]
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このあたりのことを全然知らなかったので、名前を知っている人が目新しいことをしていて、大いに驚いた。
ローマのこととかギリシャのこととかエジプトや聖書の世界とか、全然知らないなあ。

2018年2月1日

読書状況 読み終わった [2018年2月1日]
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旅行記+チャンパの説明。
読みやすいけどそれは私が実際にチャンパ遺跡を見たことがあるからであって、もうちょっとチャンパ遺跡解説とか歴史説明に尺を振っても良いようには思う。

もっとも、15年ぐらい前の遅報の旅行記も、これはこれで面白いものではあるけど。

2018年1月25日

読書状況 読み終わった [2018年1月25日]
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本格的なベトナムの建築ガイド。
こういうものが出版されているのはありがたいです。

個人的には、1975年以降の社会主義建築や団地も入れてほしかった。ホーチミン市にいくつかある東欧みたいな巨大団地がけっこう気になっていたので。

2018年1月14日

読書状況 読み終わった [2018年1月14日]
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夜中までぶっ通しで読んでしまったせいで翌朝遅刻した。それぐらいの力作ではあるけれども、あえて違和感を書いておきたい。
読んだのは2018年。事件は1998年頃なので、20年前の事件となる。元号でいえば平成10年ということになるが、「昭和最後の事件」という感じがした。

公判と並行しながらの月刊誌連載ということですごいことをするものだと思うが、それゆえに「20年前の世紀末の日本」の様相が透けて見える。それは、著者があらゆる昭和なフレームを当てはめてみようと努力しているが、実態というべきものがそこからこぼれ落ちているからだ。

円山町の起伏に溢れた町の山陰に残る水たまりのような光景。これは実感としては分かるが、切り口としてはダム工事や大平元首相の息子を出してきても駄目だった。「昭和」「戦後」「焼け跡」が無効になった話だった。

「経済大国日本」VS「途上国の出稼ぎ労働者」というフレームも外した。そんな単純な構図ではないというのが、実際が明らかになればなるほど分かってくる。
(しかし書いてみて思ったけど、経済大国日本ってフレーズは昔はよく見たけど、改めて書いてみるとこっ恥ずかしい単語だな。よくこんな単語使ってたよな。)

中流家庭とその家族神話というのは、この本的には最後の結論っぽかった。父を崇拝する娘と、近親相姦的な自己処罰からくる拒食症など。家族という神話に切り込んだわけだが、
これも外している。被害者の家族から取材できなかったという事情もあるが、できても同じだっただろうと思う。

ではなんだったのか。
私は「ジェンダー」だと思う。

東電のエリート社員にして下層の街娼をやっていた被害者。彼女の几帳面な売春の記録と零落した最期をみると、私は永井荷風みたいだと思った。
永井荷風は文学だが、彼女は猟奇的な奇談にしかならない。
これは本人の違いではなく、受け止める側の問題である。

そもそも、もしこれが慶応を出て東電でエコノミストを勤めるエリート男性が夜な夜な外国人の街娼を買っていてついには安アパートで殺されたという事件があっても、大したニュースにもならないし衝撃にもならないと思う。「挫折したエリートが風俗狂いになって身上つぶした」というのは、よくある話のたぐいでしかない。
売る側と買う側の違いはこのケースの場合はあまり関係ないと思うが、上の話を「夜な夜なハッテン場でウリをしていた」としても、大して変わらない。

破滅については、佐野眞一のフレーズをもらうのなら坂口安吾風の堕落については、男性にはロールモデルがある。社会的了解もある。言葉もある。女性にはそれがない。
これがつまり「女性総合職一期生」たる彼女が直面したことそのものではないのか。

私は、彼女のライバルに擬せられた東大卒の女性の方により時代の狂気を感じる。彼女は一般職OLの制服を着てお茶くみをして東大卒が目立たないようにした。その後社内選抜に通ってハーバードに留学した人がである。
私は、渋谷で街娼をした彼女よりも、このハーバードに留学した女性の方に、より社会の闇を感じる。狂っている。

そしてこの闇は、著者にまで及ぶ。
この本のタイトルである。
OLという言葉は、まだ使うのだろうか。
私は死語だと思っているが、まだ使うところに行けば使っているのかもしれない。
20年前は死語ではなく、どこでもみる普通の言葉だったわけだから、今からこれを言うのはよくないのかもしれないが、仕事と待遇とビジュアルと、おそらく内面や期待される振る舞いまでがワンセットになった、そのくせそんなことは誰も定義していない、徹底した他社の定義によって成り立つこの「OL」という存在。
その言葉で彼女を説明することに何の違和感も感じなかった20年前の社会こそが...

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2018年1月9日

読書状況 読み終わった [2018年1月9日]
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良かった。荒山徹はすごい人だ。良くもこんなにケレン味たっぷりのものが書けるものだ。
「徳川家康 トクチョンカガン」では朝鮮忍者の忍術が強すぎてバランスが悪いと思ったけど、この作品の魔術の使い方は適切だと思った。この作品のほうが出版が前なのだな。

2018年1月4日

読書状況 読み終わった [2018年1月4日]
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素晴らしい本だった。財務の世界の「ザ・ゴール」「アジャイルサムライ」みたいなものだと思った。
こういう本をもっと昔に読みたかった。
たぶんこの本は、演習を自分でやって、舐めるように何度も読むことになるだろうな。

2018年1月2日

読書状況 読み終わった [2018年1月2日]

子供の頃から知っている有名な小説だし、内容も大体わかった気になっていたけど、実は読んだことがなかったので改めて読んでみた。素晴らしい本でした。細やかで残酷な描写。これぞ本であり、小説のすばらしいところだと思います。

ウェブのしょうもない駄文ばかり読むようになってしまっていて、こんなに素晴らしいものがこんなに安くいくらでもあるということを忘れていた。「無料でゴミ食べ放題」というのに惑わされていた。

目が覚めました。引き返します。

2017年12月3日

読書状況 読み終わった [2017年12月3日]

Amazon Unlimitedに入っていたのでありがたく読ませてもらった。Unlimitedにこのぐらいのレベルの本がもっと入っていてくれてたら良いのに。ゴミの中からまともなものをみつけるのは難しい。

個々のプロパガンダの説明は平易でおもしろい。そこに文句はない。問題なく他人に勧められる涼著だ。
だけど、ちょっと気になった。プロパガンダという言葉は「修正主義」とか「ファシズム」とかみたいに言葉そのものにネガティブな意味合いを持つので、この本での取り上げ方だと広告宣伝はなんでもプロパガンダになってしまう。ナチにソ連に大日本帝国に北朝鮮にオウムだから、言うまでもなくおどろおどろしいので、ザッツ・プロパガンダって言われてもなるほどだけど、そういうことなの? とは思う。

2017年11月24日

読書状況 読み終わった [2017年11月24日]

上下巻合わせてこれで。
おもしろかったけど、ちょっと無理矢理感が漂う。鍵屋の辻の決闘をあまり分かっていないので、幕政のパートは面白いけど、実際の戦闘はいまいちな感じがする。
しかし、個人から幕政へ、政権中枢から個人へと、自在にズームが変わっていく小説の手法というか、筆というか、それは見事だった。

2017年10月1日

読書状況 読み終わった [2017年10月1日]

海外に来てから、日本語の本が入手しにくくなったので、めっきり本を読まなくなった。こうなるとたまに本を手にれても読む速度も落ちるし、読むきっかけが作れない。この本も昔ならさくっと読めたのだが、今はけっこう大変だった。

しかしそんな私の事情はともかく、本としては読みやすいしいい本だった。ぐっとくる本だ。西園寺実兼の言動が現代人すぎる気がするが、それはこれぐらいでいいのだと思う。

若い頃の話(もとのとはずがたりでいう愛欲編)は、「こんなことしているから武家に放逐されるんだ」「働けよ」と思うが、後半、年を取ってきてからの話のほうがいいな。後深草院の臨終の「お上、二条です」のところや、彼の野辺送りに二条が着いてこられないシーンは、涙が滲んだ。泣いたというのとは違うか。西園寺実兼の述懐と合わせて、ため息をつく感じ。

さすがは杉本苑子でうまいこと書くなと思っていたら、野辺送りのシーンは原本にあると聞いて驚いた。原文を読む自身は・・・ない。でも現代語訳を公開している人がいた。すごいな。いつか読んでみたいものだ。

2017年9月17日

読書状況 読み終わった [2017年9月17日]
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下巻まで読み終わったけど、上巻でまとめておく。
このサイズでこういった種類の本をKindleで読んだのははじめて。けっこういけるものだな。端末をまたいで栞を共有できるのが良い。

おもしろかった。前線、司令部、政府と視点をダイナミックに移動しながら渦を書くように進んでいく手法は、最初はなにがなんだかわからないけど、読んでいるうちにはまってくる。

十分すぎるぐらい良くできているのだけど、あえて難を言うのなら、日本政府や韓国政府の立場や視点をもっと入れてほしいと思う。特に韓国兵は、いつも真っ先に逃げているけど、兵隊や将校や司令官や政府高官がどう思っていたのかとかも入れてほしいと思う。
批判している割には、グークがモブ扱いである。酷なことを言っているけど。

大昔、輝ける嘘を読んで途中で挫折した。今なら読めそうに思う。Kindleで買ってみよう。

2017年7月24日

読書状況 読み終わった [2017年7月24日]

青空文庫で読んだのだが、booklogではKindleということで登録しておく。
また、第4分冊の途中、比叡山か姉川あたりまで読んだが、そこでギブアップした。この第一分冊にまとめて感想を書いておく。

吉川英治だし、オーソドックスな太閤記なのだろうと思っていた。横山光輝の原作にもなっているし、つまりは三國志のその位置づけだと。

しかし、これは率直に言うと「奇書」だな。
よく言えば「きれいな秀吉」というところ。いやほんと、こんなきれいな秀吉はみたことがない。

そのきれいな秀吉は、率直に言って魅力がない。
秀吉は率直努力の人で、その上司の信長は勤王の志篤い新時代の建設者。まあ、そうしたらそうなるわな。
それだけなら、それはそれで書き方の一つだと思うのだが、その結果、今川義元や斎藤道三や浅井長政や朝倉義景がただのやられ役になっている。負けるべくして負けた前時代の遺物ぐらにしかならない。これはちょっとうんざりする。

この調子で書いていって、晩年の秀吉はどうするんだ?
まあ、この本が途中で終わっているのは知っていた。横山光輝の漫画版のほうでそれを知っていて、小巻・長久手で終わっているのだという。まあ、きれいな秀吉路線ではこのあたりまでが限界だとはいえるのだが、実際に読んでみて、そうじゃないよ、って分かった。

吉川英治は、秀吉を「理想的日本人像」として書くつもりだったのだという。まあたしかに「日本史上最大の英雄」ではある。だから、日本人のあるべきリファレンスとして書くのだという。

そうならそうで秀吉じゃなくてもいいじゃん、と思うが、そうしてしまったものは仕方ない。
その結果、冒頭に景徳鎮の日中混血児の話が出てきて、彼の作った景徳鎮の光景を書いた茶碗のかけらを見て幼き日の秀吉が異国を夢想する・・・という伏線がはられる。
あの・・・吉川先生、秀吉のあれを夢とか雄飛とかそういう路線で行くつもりだったわけ?
そして途中途中で、明や朝鮮とは違う万世一系の天皇と常に尊王の志篤き日本人とやらが出てくる。

ああ、うん、あるべき日本人なわけね。
そしたら、この連載、昭和20年8月23日で終わっている。あ・・・お察し・・・

「典型的日本人とはどういうことか」について、メタな表現をしてくれました。ある意味ですごいかも。

しかし、小牧・長久手で終わったのは、タイムオーバーしたときに、たまたまそこまでだったからなのだろうけど、この書き方で進めたときの文禄・慶長の役を読んでみたい気はする。それはさぞかしすごい奇書になっただろう。

でもさあ、あえて率直に言うとベストセラー作家が新聞連載した「国民のリファレンス」がこの程度の小説なんだから、戦前の国民のレベルの低さが逆に明らかだよな。こんなの土人の読むものだよ。
山田風太郎の「妖説太閤記」と比べたら、その差は歴然としている。これが戦前と戦後の差なのだったら、日本文化のためにも日本は戦争に負けてよかったと思う。

2017年2月26日

読書状況 読み終わった [2017年2月26日]
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殺人そのものよりも、サディスティックな暴力の描写に息が詰まる思いがした。
なぜなら、こういう人はいるからだ。たくさん知っているというわけではないが、数人は知っている。
確かにあの人、保険金殺人ぐらいはしそうだ。貧困ビジネスぐらいはもうしてそうな気がする。恐ろしい。

2017年1月28日

読書状況 読み終わった [2017年1月28日]

第一次インドシナ戦争のころの話だけど、雰囲気とか舞台設定とか目線とかが、そのまま第二次インドシナ戦争(ベトナム戦争)と変わらないのが不思議。
フランス軍の戦い方が、その10年後のアメリカ軍と変わらなくて、いやそこは10年前の日本軍と似ていてくれよ裏切者、とよく分からない気持ちになる。

そういう与太話はともかくとして、この本は実に面白い。ミステリとして読んでも抜群に面白いし、文学としてとらえても面白い。いや、そんな直木賞か芥川賞かみたいな分類そのものに意味がないのだろうけど(だいたい、文学ってなんだよ)、ともあれ面白い。

2017年1月25日

読書状況 読み終わった [2017年1月25日]

初めてKindleで読んだ本。
私は紙の本のほうがいいな。
海外にいるのだから文句は言えないのだけど。
いい本だっただけに、紙で読んだらもっとよかったなと思った。

あ、「仁義なきキリスト教史」が初Kindleだった。
まあいいや。

2016年12月25日

読書状況 読み終わった [2016年12月25日]

歴史小説としては、普通の出来かな・・・
いや、中の下ぐらい。
そうなんだけど、読み終わって解説を読んでからはじめて、この作者のこの「闇の〜」シリーズが、首謀者が最後まで謎なミステリー仕立てになっているものだということに気がついた。前作は「闇の本能寺」 なるほど・・・
最初からそうだと分かって、「これは誰なんだろう」というようにして読んだら、もっとおもしろかったと思う。
やや作者にもうしわけなし。

2016年10月30日

読書状況 読み終わった [2016年10月30日]
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うーん、どうなんだろう。こんなに論評の難しい本は久々に読んだ。

このタイトルなんだから源平だとか、そこからの猟奇譚みたいなのを期待して読むのだが、ずっと昭和中盤の、なんともじめっとした恋愛を読まされる。
そうなのだけど、その重苦しい恋愛話が、だんだん面白くなってきて、でも爽快という意味の重さかというとそうでもなくて、佐木隆三かなんかを読んでいるときと同じような感じがする。

これはこれでありかと思って読んでいると、なんか取ってつけたようなSFになるのだけど、これはどうなのだろうか。
いやでも、いかにもSFだから良いとか悪いとかいうものでもないし(SFの定義論なんて御免こうむる)、なんかよく分からないし、よくわからないものを読んだ感じ。

2016年10月25日

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知っているようで知らないので、ありがたい。

2016年10月20日

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失敗の本質はおもしろかったけど、こっちは二匹目のドジョウを狙いに行って失敗。

2016年10月15日

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しょうもなかったな。

専門家なのだから、軍事的に筋の取った戦術面での分析を期待していたけど、戦略レベルというか、歴史の大枠レベルの説明が多く、かつそれが通説に依拠していた。

2016年10月10日

読書状況 読み終わった [2016年10月10日]

文明の生態史観とか、そういう方面と同じものがあって、そういうのを少し読んだことがあるので懐かしく、かつ面白い。
学生の頃、こういうのを勉強したいって思ってたんだよな。

でもそこからいろいろ違う方向に言って、今になってみると、また違った近代の相克の姿が見えてくる感じもする。

2016年10月5日

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2度めに読んだ。文句なしの名著だと思う。
1991年なのか。これがまあ、戦後の終了だったのだろうね、たぶん。

どことなく絶頂期の日本の上から目線を感じるのは僻目か。
今読むとまたいちいち面白いものだ。
と、これまたメタに上から目線で書いたけど、昔読んだのは学生の頃だったので、いやぁひでえもんだ、ぐらいに思っていたのだろうけど、今読むといちいち我が身の経験に突き刺さる。俺、これやったわ・・・ って。
歴史というのは怖くてありがたいものです。

あとちょうど先日、twitterで、中国の本屋の軍事の棚には日本分析のものが多くて、戸部良一氏の本が平積みになっていたそうな。

2016年10月1日

読書状況 読み終わった [2016年10月1日]
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このころの船戸与一はおもしろいね・・・としか。
船戸与一じしんは傑出した書き手だと思うので、初読者があたりを掴んでくれることを強く望む、って感じ。

2016年9月20日

読書状況 読み終わった [2016年9月20日]
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いくつかの出版社から何度も発行されているらしい。
どの出版社のものかは忘れたが、表紙が目の絵がたくさん書いてあるものだった。

南ベトナム サイゴンを舞台にしたスパイ小説。
ベトナム戦争を舞台にしていると思っていたが、読んでいるとそのちょっと前。1961年とある。
1961年を「ベトナム戦争」というかどうかはともかくとして、「ベトナム戦争」で想起するよりも、もうちょっと前の、フランス語が共通語だったり、フランス帝国主義者がでてきたりするのが魅力。米兵がでてこない。

登場する日本人もたった16年前の戦争を背負っていて、なんとも日本離れした感じのするスパイ小説。
面白かった。

これの解説が尾崎秀樹というのがなんともすごいというか適切というか。

2016年9月15日

読書状況 読み終わった [2016年9月15日]
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