たった5センチのハードル: 誰も語らなかった身体障害者のセックス

著者 :
  • ワニブックス (2001年6月1日発売)
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感想 : 6
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たしかにこの内容を表で語ったということは素晴らしい。
「車いすでバスケをしたり絵を描いたりするだけが障害者じゃない。性欲もあるしセックスもしたい」という著者の主張は、いやいや、まったくもってその通りだ。
そしてそれを、障害者本人が言うことの意味は大きい。

だけどまあ、若書きだな。
障害者というフレームを取り払って、一人の人間が、性や社会というものにどう向かい合っているのかという観点(障害以前の人間の普遍的な観点だ)からみたとき、「悪いんだけど・・・・多くの試練を経てきた割には、ちょっと深みがないなあ」というのが感想である。
ずいぶんときついことを言っているような気もするけど、障害者割引なんかないフレームこそ著者の本懐でもあろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2012年5月2日
読了日 : 2010年6月24日
本棚登録日 : 2012年5月2日

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