人間と機械のあいだ 心はどこにあるのか

  • 講談社 (2016年12月7日発売)
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感想 : 26
4

池上先生と石黒先生による「生命感」の対談+記事。
正直難しくて、半分ぐらいわかったような、全然わかっていない様な気になる。

ただ、示唆にとんだキーワードが多く、大変刺激になった。
一番響いたのは
「自己意識は、記憶を参照する主体だ」という石黒先生の言葉だ。これはみた瞬間ビビビと来た。

確かに記憶がなければ意識は生まれない。
そして記憶を意識することで客体としての「自己意識」が生まれて来ている気がする。

(赤ちゃんや、認知症の方に自我を成人より感じないのは、そこに記憶が定着しておらず、それ故に自己意識をうまく立ち上げられないのだろう。ここでいう記憶は無意識、意識両方ありそうだ。)

生命は、内部の構造の秘密というより、観測者の問題だという提言も興味深かった。

# リベット、下條さんの実験
=> 逆行性遡及(ポストディテクション)の発見
赤、格子、緑の紙を順に見せる
格子を見せた時に磁気刺激パルス(TMS)を視覚野に与えると、「緑色」が見えたと錯覚する。
= 心的時間順序は、逆行して編集される!!

また、時間をおいて再読したい一冊。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年2月8日
読了日 : 2021年2月7日
本棚登録日 : 2021年2月7日

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