著者の宮本百合子氏は戦時、戦後活躍した東京都出身の小説家である。デビュー作は「貧しき人々の群れ」、代表作は「風知草」などで、執筆活動の他、文芸運動や婦人運動の推進にも尽力した。
この作品は、卒業式を迎える女学生たちに対し、新たに社会に出る女性がどのように考え、生きてほしいかという激励の祝電のようなものである。
書かれたのは戦後間もない頃であり、今よりももっと女性の社会的立場が苦しかった時代ではあるが、今を生きる私たち若い女性にも心に響くものであるといえるだろう。
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- 感想投稿日 : 2020年1月31日
- 本棚登録日 : 2020年1月31日
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