かつて“花の都”と称されていた首都の二十三区。
その西部に位置する“金木犀二十四区”が舞台。
主人公が“靡”で和花屋だったり、山伏や天文学者が出てきたり、と設定や雰囲気がすごく好み。
なのに、全部あっさり終わっちゃった感じで、なんとなく今ひとつ。
秋と岳史の家族の話もなんだか薄い。
“森林化”の謎の部分までは良かったから、そういう話をいくつかまとめてシリーズにして最後に“天狗”の話を持ってきてほしかったかなぁ。
この世界観は好きなので、著者がインタビューで言っていた“紫陽花十一区”の話とか他の区の話も読みたい。
おばあちゃんが良い味出してて良かった。
〈帝都探偵絵図〉にも、もっと女性の登場人物出してほしい。
(似)
「月読」太田忠司
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
不思議
- 感想投稿日 : 2012年11月7日
- 読了日 : 2012年11月4日
- 本棚登録日 : 2012年11月4日
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