いやぁーーっ!と叫んでしまいそうな近藤史恵さんのコワイお話から始まる8人の作家さんが描く8つの“迷”。
一番楽しみだった乙一さんのお話が一番好き。最後に怖いオチがあるかもと、どきどきしていたけれど優しい着地点にほっ。
遠野物語のマヨイガをモチーフにした福田和代さんのお話もよかった。
その福田さんのあとがきの、“迷う”と“惑う”がくっつくと“迷惑”になるのが興味深いに、同意。“迷う”がテーマのこの巻も、いろんな人がいろんなことで迷っているのだけど、それが本人や誰かの迷惑なお話になっていたりして、おもしろいなぁ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
アンソロジー
- 感想投稿日 : 2018年1月19日
- 読了日 : 2017年10月12日
- 本棚登録日 : 2018年1月19日
みんなの感想をみる