35歳クライシス―なんとなく「うつっぽい?」心がラクになるストレスコントロール

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  • こう書房
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784769610656

感想・レビュー・書評

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  • 35歳前後になると、蓄積した疲労、情報過多から気づかないうちに体力的、精神的に弱くなっていていくことがあります。この本は、現状の心や体のことを理解したうえでの対処が書かれていて、自然に腹におちてわかりやすかったです。

  • 35歳になり身体が気になりだしたところに、タイトルが気になって手に取った一冊。ずばり、「うつ」の本。

    35歳は、活動量とエネルギー回復量の転換期でちょうどバランスが取りにくい時期のよう。実際に高い仕事のアウトプットを求められるが、がんばればそれなに応えられる年次であると感じる。

    うつの要因は以下の3点。
    1.蓄積疲労 
     はしゃぎ系(スポーツ、ライブ、飲み)でのストレス発散で逆に疲労をため ているケース
    2.情報トラブル
     情報過多な為、いたずらに感情が喚起され、選択肢の判断に労力をつ  かるケース
    3.自信トラブル
     理想と現実のギャップに苦しむケース
     (自信:①物事ができる ②自分自身をコントロールできる ③愛される・  受け入れられる)

    35歳うつも「新型うつ」が多く、「趣味は元気」「仕事になると調子を崩す」「周囲にクレームをつける」などが特徴。
    この本を読むまでは、「新型うつ」に対して、現実から逃げないで努力しろよと思っていたのだが、そうではないみたい。
    疲労蓄積されている状態で、努力したがうまくいかず自信を無くすケースもあるようで、新型の正体は「中途半端な疲労型」のよう。

    対応としては、
    ・疲労を感じたときは、がんばらず休む
    ・価値観の転換ではなく修正で大人の心を鍛える
    ・ストレスコントロール(怒らない技術2同様)

    自分自身、及び部下に対しても気をつけてみる。

  • この著者の本はわりと好きで、かなり助けられてきた。
    今回も独自の展開とネーミングで、解説と対処法があって、他書とそんなに大きな違いもなく。

    私が回復したからか何作も読んだからか、あまり響いてくることはなく、はあそんなもんかなあ、という感じだった。

  • なんとなく状況がわかる感じのする本です。勉強になりました。

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著者プロフィール

【下園 壮太】(シモゾノ ソウタ)

メンタルレスキュー協会理事長、元陸上自衛隊心理教官。陸自初の心理幹部として多数のカウンセリングを経験。その後、自衛隊の衛生科隊員(医師、看護師、救急救命士等)やレンジャー隊員等に、メンタルヘルス、カウンセリング、コンバットストレス(惨事ストレス)対策を教育。本邦初の試みである「自殺・事故のアフターケアチーム」のメンバーとして、約300件以上の自殺や事故にかかわる。平成27年8月退職。現在はNPOメンタルレスキュー協会でクライシスカウンセリングを広めつつ、産業カウンセラー協会、県や市、企業、大学院などで、メンタルヘルス、カウンセリング、感情のケアプログラム(ストレスコントロール)などについての講演・講義・トレーニングを提供。著書50冊以上。

公式HP: http://www.yayoinokokoro.net/

「2023年 『ワーママが無理ゲーすぎてメンタルがやばいのでカウンセラーの先生に聞いてみた。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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