C.M.B.森羅博物館の事件目録(21) (講談社コミックス月刊マガジン)

  • 講談社 (2012年10月17日発売)
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感想 : 8
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安定の21巻。

・『冬木さんの一日』
 『C.M.B.』は、『Q.E.D.』と違って、必ずしも刑事犯罪系を扱わないので、あまり人死にもなく、ほのぼのと読めます。
 その特徴的な作品の一つでしょう、これは。
 ちょっとした不思議を楽しむ心は、人生を豊かにするよね。

・『湖底』
 といったそばから犯罪系のお話で、人が死んでますが。
 真相の瞬間のページ、一瞬、「楽しそう」と思ってしまった。

・『エルフの扉』
 これこれこれこれ、かっこいいなあ、エルフの扉。
 こういうファンタジーが、日本にも残ってるところはあるんだろうけど、ちょっとさすがに夢がなくなりかけてるよね、日本。
 DSとかPSP、iPhoneやらAndroidの画面の中には、ファンタジーはないよ。

・『バレッタの燭台』
 七瀬さんの世界最強っぷりが……ずっと鍛錬していた騎士相手に……。

 5カ国の思惑と歴史問題が絡む国際紛争を、いともたやすく解決する森羅。
 こういう権限を持つ人、いたらいいだろうなあ、と、昨今の日本を取り巻く状況を見て……いや、いいんだ……。


・次巻予告
 「”唯一解”はなぜ存在するのか――?」

 これ、めちゃくちゃ面白そう!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリコミック
感想投稿日 : 2012年10月20日
読了日 : 2012年10月20日
本棚登録日 : 2012年10月20日

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