【読了】丈月城「カンピオーネ!12 かりそめの聖夜」 9月21冊目
2012夏アニメとして放送されていた「カンピオーネ!」。最終回も終わって、前評判よりも評価を上げたシリーズになったのではないかという印象。というわけで、アニメでやった話のもっと先の話の12巻。
読み進めると、なんとも言えない違和感に襲われる。これはいったいどういうことなんだろう・・・? どこかの時系列の話なのか、いや、それもなんか違う気がする・・・・?
まさに作中の登場人物も同じような違和感を抱えながら物語は進行していくのだが、キャラと読者のシンクロという観点から言えば、なかなか巧い手法ではある。しかし、そこにラノベ的読後感・・・、それは人によって様々だとは思うのだが、爽快感の類いはたぶんない。
12巻まで巻を進めると、ハーレム構成も完成しているし、まつろわぬ神と戦うか、他のカンピオーネとの話を書くかしかなくなってしまうので、読んでいても新鮮味という点がどうしても欠けてしまう。ハーレム書いていればマンネリでもいいんじゃね?と思わなくもないんだけど、それは多分、作者さんがやりたいこととは違うんだと思うし。
長期シリーズになると、なかなか展開も難しそうだなぁと感じた12巻でした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ライトノベル
- 感想投稿日 : 2012年9月29日
- 読了日 : 2012年9月29日
- 本棚登録日 : 2012年9月28日
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