真剣師 小池重明: “新宿の殺し屋”と呼ばれた将棋ギャンブラーの生涯

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  • イースト・プレス (1995年1月4日発売)
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感想 : 6
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今年2017年はけっこう将棋の話題が盛り上がったのではないか。自分は将棋は一応ルールくらいは分かるでよ、ってレベルでぶっちゃけダメなんだけども、流行語大賞の候補にひふみんってのが将棋関連なのかー、ってのは教えてもらったり、若い人が連勝したりってことくらいは知ってるわけで。そんな将棋の盛り上がった年にこの本を手に取るのも運命ではないか、なんて。
とはいえ将棋はさっぱりなので、将棋の振り飛車がどーたら言われてもさっぱりなんだが、この本で語られるのは将棋の内容ではなく、ひたすら小池さんという人のダメ人間っぷりなわけで、これがまた清々しいほどに酷い。これが小説だったら、ここまでパターンにはまったダメ人間じゃ面白味がないって言われるレベルですわ。じゃあ実在だったらどうかって、ますます困る。そして将棋をやったらとことん強い。もうゲームっていうか、漫画っていうか。ぶっちゃけ楽しいわけで。
でもって作者の名前、聞いたことあるなぁと思ったら官能小説方面だった。それはまた・・

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション系
感想投稿日 : 2017年12月3日
読了日 : 2017年12月3日
本棚登録日 : 2017年12月3日

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