物質に質量を与えるヒッグス粒子の「生みの親」がノーベル賞を受けるまでの物語。
単に伝記ではない。素粒子物理学を取り巻く状況の変化、理論についてもかなり分かりやすく説明してくれている。
スイスイ頭に入るのだが、この辺の本読んでいつもそうなのだが、読み終わると何も知識として残っていない。うーむ。難しいというか、対称性とか、繰り込みとか、何のことやら何でそんなに騒ぐのか全く理解できてへんねん、きっと。
ヒッグスの謙虚な人柄が目を引く。
その「理論」、ほぼ同時に6人が提唱していたらしいんだが、それを検証する方法としての「ボゾン」の存在に言及したのがヒッグスだけだった(の?)。
加速器の予算稼ぎのためにヒッグスボゾンがクローアズアップされた一面もあった様だが、事実発見。その発見も、パンと見つかったのではなく、蓋然性の確率が一定の水準を超えたということだったんか。
難しすぎる。
そもそもヒッグスボゾン、通常物質レベルの質量には関係なく、素粒子に構造をあたるものだという説明と、すべての物質に質量を与える、みたいな記述があって、頭が混乱している。
だが、本としては十分に面白く読めた。
結局、ヒッグス場って何?
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年1月17日
- 読了日 : 2024年1月17日
- 本棚登録日 : 2023年12月16日
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