古代ギリシア・ローマの魔術のある日常

  • 原書房 (2024年9月25日発売)
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ギリシャ、ローマの時代にあって、まずは「超常現象」という言葉を忘れなければならない。
不可思議がなかったわけではない。
むしろ、あらゆるものが不可思議で、それは超常でもなんでもなかったわけだ。

内容は、まあその頃の「魔術」に関するエトセトラ。死霊術から魔法薬、呪文、魔法生物、予言となんでもあり。普通に楽しんで読める。
「魔術」は事実ではなかったかもしれないが、当時は「真実」だったのだな。

個人的には、刀を鍛える呪文。
焼き入れの時間で出来不出来が変わってくるのが事実だが、呪文を正確に唱えることで、ちょうどその時間が再現されるため、呪文の効果があったという。

なるほどやんか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年12月4日
読了日 : 2024年12月4日
本棚登録日 : 2024年11月30日

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