ギリシャ、ローマの時代にあって、まずは「超常現象」という言葉を忘れなければならない。
不可思議がなかったわけではない。
むしろ、あらゆるものが不可思議で、それは超常でもなんでもなかったわけだ。
内容は、まあその頃の「魔術」に関するエトセトラ。死霊術から魔法薬、呪文、魔法生物、予言となんでもあり。普通に楽しんで読める。
「魔術」は事実ではなかったかもしれないが、当時は「真実」だったのだな。
個人的には、刀を鍛える呪文。
焼き入れの時間で出来不出来が変わってくるのが事実だが、呪文を正確に唱えることで、ちょうどその時間が再現されるため、呪文の効果があったという。
なるほどやんか。
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- 感想投稿日 : 2024年12月4日
- 読了日 : 2024年12月4日
- 本棚登録日 : 2024年11月30日
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