スヌーピーがいたアメリカ 『ピーナッツ』で読みとく現代史

  • 慶應義塾大学出版会 (2023年7月22日発売)
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感想 : 12
3

第一感。

 アメリカ、面倒臭ええ。

みんなが主義を持っててそれを正しいと思ってる、差別大国。
多様性が理解できないだけだから、何かと反省して真面目に改善しようとしながら、どっか変な方向に行ってしまう国。

そんな方々が、「たかが」漫画を本気でアイコンにしてしまう。
宗教家からカリフォルニア州知事まで。

すごいのが、このピーナッツ、作者がそれにきっちり応えていたということ。優柔不断とは、世の中を切り分けようとするあらゆるサイドを映し出す鏡になっていたというとか。
世の中が鏡ではなく、主張する主体と求めだすと、その輝きを失った。

うーむ。すごい漫画やったんや。
改めて子供の頃にちょっとアニメを見ただけで、漫画もちゃんと読んだことがないことに気がついた。

すごいんやねんなあ。

ただ、この漫画を読んでる大人たちを描き出しているが、漫画って子供のもんじゃなかったのかな。そこがよくわからない。
漫画というものへのアプローチが、日本とはまるで違うのか?
その辺が良く理解できないところ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年11月10日
読了日 : 2023年11月10日
本棚登録日 : 2023年9月15日

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