からくりからくさ (新潮文庫)

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本棚登録 : 4944
レビュー : 522
著者 :
kuragenoさん  未設定  読み終わった 

『りかさん』の主人公ようこちゃんが大人になってからの話。
機織り、人形、能面といった伝統工芸に携わる人たちの思いや、生と死、過去と現世の繋がり、織り柄の歴史、クルドの民族紛争・・・
盛りだくさんの内容だけど、どれもがどこかで繋がっていて、途中はミステリーのような高揚感もあり、本当に一気に読んでしまいました。

そして、人の恨みや、憎しみ、怒りといった負の感情がたくさん出てくるのですが、それらの負の感情ときちんと向き合う登場人物たち。
蓉子さんは独特の雰囲気で、負の感情を丸ごと受け止める才能がどこかにあるようです。
それは、りかさんのおかげなのか・・・

今回のりかさんは喋りませんが、その存在感は『りかさん』よりも圧倒的なものがあります。

レビュー投稿日
2012年3月1日
読了日
2012年3月1日
本棚登録日
2012年3月1日
4
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