老害: 子ども世代は逃れられない

  • ミネルヴァ書房 (2011年9月5日発売)
3.62
  • (4)
  • (7)
  • (8)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 68
感想 : 14
3

「年寄りを敬え」「年寄りを大切にしろ」
この言葉が乱舞しているように思えてならない。しかしそう思えて仕方ない、ともいえる。事実、電車やバスの中、はたまたカフェの中でもそういったことに遭遇してしまう。
本書は著者に「グループわいふ」とあるだけあり、身内にまつわる「老害」について取り上げられている。赤の他人であれば無視したり、他人に任せたりする事もできるのだが、身内となれば無視することができない。様々な諍いも避けられず、様々なところで「疲れ」を生じてしまう。本書はその「老害」を避けるため、8世帯のインタビューとともに、その活路を見いだす一冊である。介護だけではなく、会社の「二代目」などケースは多様にあるため、身内に関して悩んでいる人にとってはうってつけの一冊といえる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 社会科学
感想投稿日 : 2013年1月5日
読了日 : 2013年1月5日
本棚登録日 : 2013年1月5日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする