「年寄りを敬え」「年寄りを大切にしろ」
この言葉が乱舞しているように思えてならない。しかしそう思えて仕方ない、ともいえる。事実、電車やバスの中、はたまたカフェの中でもそういったことに遭遇してしまう。
本書は著者に「グループわいふ」とあるだけあり、身内にまつわる「老害」について取り上げられている。赤の他人であれば無視したり、他人に任せたりする事もできるのだが、身内となれば無視することができない。様々な諍いも避けられず、様々なところで「疲れ」を生じてしまう。本書はその「老害」を避けるため、8世帯のインタビューとともに、その活路を見いだす一冊である。介護だけではなく、会社の「二代目」などケースは多様にあるため、身内に関して悩んでいる人にとってはうってつけの一冊といえる。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
社会科学
- 感想投稿日 : 2013年1月5日
- 読了日 : 2013年1月5日
- 本棚登録日 : 2013年1月5日
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