「子どもは」とタイトルにあるが対人関係全般に言えることについて書かれてあった。
ほめる、相手の立場に立つなど基本的な事については特に目新しい内容はなく。人から聞いた話で「門限を破ったら自室のものが全て家の外に投げ出されて日本刀を持った父親が待ち構えていた」等かなり昔風。
育児関係はやはり保育に携わる人や医師などの語るもののほうが説得力があるし参考になる。

2020年7月4日

読書状況 読み終わった [2020年7月4日]

読書術の本を探していて目に付いたので読んだのだが著者の人生論といったほうが近かった。
色々と極端で過激な人だな。あまり共感はしなかったが、実用書の類ではなく小説にこそ得るものがある(単なるエンターテイメントではなく、人物の生き方を追体験し自分のものとする)という点は印象に残った。

2020年6月25日

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読書状況 読み終わった [2020年6月25日]

時代物はあまり読んだことがなく冒頭で「読みづらいかも。苦手なやつだったかも」と思ったが、読み進めると次第に情景が浮かび引きつけられた。
小林清親は暁斎や芳年と親交があったのだな。
「猫と提灯」にも触れられていて面白かった。
直木賞受賞作の表題作は確か太田記念美術館にあったはず。雨の日にでも見に行きたいなと思う。

2020年6月23日

読書状況 読み終わった [2020年6月23日]

五味太郎さんとの対談が面白かった。「子供の存在自体がアートだから、特別にアート教育を施すのは疑問」「何描いてるの?何作ってるの?口出ししちゃダメ」
保育園内だけじゃなく、子供を介した大人同士の付き合いであるとか、子供が当たり前に存在する社会であるとか(子供がいないそれとは空気感とでもいうようなものが異なる)が理想的であると語る著者。自分も実際子供を持ってからご近所付き合いや子供の保護者の方、地域の方と触れる機会が増えたのもあり、それは本当にそうだと感じる。

2020年6月14日

読書状況 読み終わった [2020年6月14日]

図や絵が多く、ASD、ADHD、LDについて基礎的な知識をまとめてある。
まったく知識のない当事者や、職場などで指導する必要のある人などがまず最初に目を通すのには良いのでは思う。

2020年3月19日

読書状況 読み終わった [2020年3月19日]

レビー小体型認知症を発症した著者がうつと誤診され薬の副作用に悩まされつつ正しい診断に至り回復に向かうまでの日記。
漠然と持っていた認知症に対するイメージがすべての患者に当てはまらないこと、症状も千差万別であることを知った。

当事者の「意識」はあくまではっきりしており、幻視や幻聴を訴えることで周りからはおかしくなってしまったのでは?ととられることはさぞかし辛かろう。
また、症状には波があり右肩下がりではないこと、回復の見込みがあることに勇気づけられる当事者や家族もおられると思う。

症状に悩まされながらもご自身で調べ、学び、他の患者や家族とつながり続けた著者の聡明さ、精神力の強さに頭が下がった。

2020年3月19日

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読書状況 読み終わった [2020年3月19日]

今とは違う厳しい時代を生き抜いてきたご高齢の聡明な女性ならではの、また信仰をお持ちの方らしいある種のお説教くささがあるが、一貫して「自分で決めること、ぶれないこと」「謙虚であること」について書かれていて自分には大変響いたし、日々の気持ちのもちようとして助けになった。
2~3ページずつの短いエッセイなので、そばに置いて落ち込んだ時や迷った時、ふと開いて読み返すと良いのではないかと思った。

以下、特に印象深く感銘を受けた箇所
・おかれた場所で咲くも咲かないも、自分次第
・親しさとは開示性の度合いではなく、独自性を尊重する度合い
・最後に残るのは何を得たかではなく、何を与えたか

2020年3月16日

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読書状況 読み終わった [2020年3月16日]

タイトルで「おん?やんのか?」と思った本。読まずに喧嘩売るのもなにかと思い拝読。

著者の開設するクリニックでのエピソードや、子の発達障害かと思いきや親の側に問題があったケース等興味深かった。
しかしやはり、その中に挟まれる「スマホを見ながら授乳するママを見つめさみしく思う赤ちゃんの心の声(著者の完全な創作)は不要だった。
スマホ批判したいなら他にもっと適切なシーンがあったと思う。経験者ですが、授乳中に赤子と目なんか合いません!むしろ授乳中だけが休息時間だった…
あとがきにある、AIママに子育てを任せる人間ママのストーリー(これも創作)も不要。

子供の気持ちに寄り添うこと、また夫に凹凸があるため妻が疲弊するケースや公的な支援にまでわずかではあるが触れられていてその点は良いと思った。
なんでこんなタイトルにしたんだろ?話題性のため?

2020年3月13日

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読書状況 読み終わった [2020年3月13日]

雑誌「コモ」の編集者が、たくさんの子育てエピソードを聞く中でそれらをまとめたいとの思いで作られた本だそうで、ひとつの例に対しても色々な読者さんの反応や専門家の意見が載っている。
ので、な~んだ、同じことでも叱る人もいれば叱らない人もいるし、たったひとつの正解なんてないんだし。
目新しい知識は特に得られなかったけど、そういう意味ではちょっと安心させてくれる本でもあった。

2020年2月14日

読書状況 読み終わった [2020年2月14日]
カテゴリ 育児

以前に「読んで学べるADHDのペアレント・トレーニング むずかしい子にやさしい子育て」を読んで、子供をほめることや適切に無関心を通すテクニックについて学んだのだけど、そこからもう一歩踏み込んだ本。
ほめると無視だけでは解決しきれなかったような事例について書かれてる。
一貫しているのはまず子供の感じていることを受け入れるということ…そのうえで好ましい行動のみを強化していく手助けをするということ。

以前学んだポイント制などは我が家でも導入しているのだけど、ポイントが獲得できた時はもちろん嬉しいが、獲得できなかったときに殊更に「できなかった」と言わなくて良いということを改めて覚えておかなければと感じた。

2020年3月11日

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読書状況 読み終わった [2020年3月11日]
カテゴリ 育児

タイトル通りの内容だけど、タイトルから受けた(ちょっとミーハーな)印象とはだいぶ読後感が違った。
出会い系でたくさんの人に会いました、それで本をすすめました、ってとこだけ読むと…まあそこがメインではあるんだろうけど…たぶんこの作品はあんまり面白くない。
終わり4分の1くらいの、結局主人公にとって人に本をすすめることってなんだったのか?人との出会いって?自分のやりたいことって?語って、そして再スタートを切って…のところがこの本の本質だと思う。

自分も一人暮らししていた頃の、引っ越し後まもなく慣れない街に軽くお財布だけ持って小腹を満たしに出かけるみたいな感覚がすごく懐かしく思い起こされた。

2020年3月10日

読書状況 読み終わった [2020年3月10日]

特に目新しい情報はなかった。
絵が多く、図解になっているので軽い本を求めている方には良いと思う。

・怒りは多くの場合二次感情であり、悲しい、不安、がっかりした、などの一次感情が隠れている。
自分の場合勝手に楽しみにして勝手にがっかりして怒りを感じる、の流れが多そうだと感じ反省、今後に生かせるといいな。

2020年3月4日

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読書状況 読み終わった [2020年3月4日]

中退とはいえ京大入学の経歴を持ち現在はTOEIC満点ホルダーの著者が、英語学習に一念発起した当時は300点台であったことに単純に驚き。私より低いじゃないか!
内容は何事も始めるのに遅すぎませんよ、ということと、それではどうやって学習したらいいかのだけど、魔法みたいな新鮮なことは書いてない。
とにかく学習を当たり前の習慣にすること。スキマ時間の作り方。短いスキマ時間でできることの具体的な例。そして継続すること。
勉強というと机に向かって本とノートを広げなきゃ、何分リスニングをしなきゃ。そんな時間ない!という考え方はまず捨てないとなんですね。
英語学習だけでなくなにごとにも言えることだろうと感じました。

著者の小説(大説?)は未読なのだけど、TOEICの世界を題材にして書かれたものがあるとのことでそれにも少しふれていた。ちょっと気になる(笑)

2020年2月27日

読書状況 読み終わった [2020年2月27日]

子育て中、言ってしまいがちな言葉に対して、こんな風に言えれば子供はのびのび育つよ!というエピソード集。
実際これじゃ解決しないよ!とか、こんな風に言って済めば世話ないよ!というのもなきにしもあらずだけど…
とにかく、

・子供にとって家がいちばんのリラックスできる安全地帯であること。

というのがこの本の一貫した姿勢。
確かに、目前のトラブルは別として、家や親を信頼してもらえなかったらこれから先子供の身に起こる数々の問題に対処できなくなるし、子供自身にもその力が備わらなくなるもんな~。

2020年2月24日

読書状況 読み終わった [2020年2月24日]
カテゴリ 育児

壮大な十二国記の世界の片隅で生きる民のそれぞれのエピソードを描いた短編集。
王も麒麟も出てこない(チョイ役で出てきて嬉しかったけど)

中で特に印象に残ったのが「青条の蘭」の中で主人公の標中がぼろぼろになって蘭を運んで、もうダメだ~ってなった時助けてくれた家の人が黙って運ぶのを代わってくれて、その後名もなきたくさんの青年たちに受け継がれて…彼らは自分たちが何を何のために運んでいるのかも知らないのだけどとにかくそうやって意志を継いでいく。
標中は自分が役人なのに何事も成せてないって悩んでいるけど、最終的には民の力も借りてひとつの目的を達成する。
というか、一人では達成できなかったんだろうな。

私自身が今の政治や経済、環境などを思って暗い気持ちになってしまうことがあるのだけど、目の前のできることをひとつずつ。なにかが変わるかもしれないから…という気持ちになった。

2020年2月15日

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読書状況 読み終わった [2020年2月15日]
カテゴリ 小説

漱石好きの著者による漱石解説本。
難しい本を、一字一句理解しなくていいんだよ!というアプローチが新鮮だった。
一枚の絵画を遠くから眺めるように。漢語の持つ雰囲気を楽しむように。
中学生くらいの子に向けて、ちょっと「厨二心」を刺激するような感じでも書かれているような感じがするけど、正直大人も興味をそそられる。この雰囲気は14歳向けだからなのか、奥泉氏の持ち味なのか?
漱石も読み返したいけど、奥泉氏の著書も読んでみたくなった。

2020年2月13日

読書状況 読み終わった [2020年2月13日]
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