- 子どもは「話し方」で9割変わる (コスミック・知恵の実文庫)
- 福田健
- コスミック出版 / 2019年1月15日発売
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「子どもは」とタイトルにあるが対人関係全般に言えることについて書かれてあった。
ほめる、相手の立場に立つなど基本的な事については特に目新しい内容はなく。人から聞いた話で「門限を破ったら自室のものが全て家の外に投げ出されて日本刀を持った父親が待ち構えていた」等かなり昔風。
育児関係はやはり保育に携わる人や医師などの語るもののほうが説得力があるし参考になる。
2020年7月4日
2020年6月28日
- 東京新大橋雨中図 (文春文庫 す 6-2)
- 杉本章子
- 文藝春秋 / 1991年11月9日発売
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時代物はあまり読んだことがなく冒頭で「読みづらいかも。苦手なやつだったかも」と思ったが、読み進めると次第に情景が浮かび引きつけられた。
小林清親は暁斎や芳年と親交があったのだな。
「猫と提灯」にも触れられていて面白かった。
直木賞受賞作の表題作は確か太田記念美術館にあったはず。雨の日にでも見に行きたいなと思う。
2020年6月28日
- すべて、こども中心。 しぜんの国保育園から知る、 こどもの主体性を大切にしながら家族が豊かに暮らす方法
- しぜんの国保育園/齋藤紘良
- KADOKAWA / 2020年2月28日発売
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五味太郎さんとの対談が面白かった。「子供の存在自体がアートだから、特別にアート教育を施すのは疑問」「何描いてるの?何作ってるの?口出ししちゃダメ」
保育園内だけじゃなく、子供を介した大人同士の付き合いであるとか、子供が当たり前に存在する社会であるとか(子供がいないそれとは空気感とでもいうようなものが異なる)が理想的であると語る著者。自分も実際子供を持ってからご近所付き合いや子供の保護者の方、地域の方と触れる機会が増えたのもあり、それは本当にそうだと感じる。
2020年7月10日
- ASD(アスペルガー症候群)、ADHD、LD 大人の発達障害 日常生活編 18歳以上の心と問題をサポートする本 (親子で理解する特性シリーズ)
- 宮尾益知
- 河出書房新社 / 2017年10月24日発売
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図や絵が多く、ASD、ADHD、LDについて基礎的な知識をまとめてある。
まったく知識のない当事者や、職場などで指導する必要のある人などがまず最初に目を通すのには良いのでは思う。
2020年3月23日
2020年3月17日
- 最新版 子どものしかり方がわかる本 しかる=虐待になっていませんか? (Como子育てBooks)
- Como編集部
- 主婦の友社 / 2011年10月13日発売
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雑誌「コモ」の編集者が、たくさんの子育てエピソードを聞く中でそれらをまとめたいとの思いで作られた本だそうで、ひとつの例に対しても色々な読者さんの反応や専門家の意見が載っている。
ので、な~んだ、同じことでも叱る人もいれば叱らない人もいるし、たったひとつの正解なんてないんだし。
目新しい知識は特に得られなかったけど、そういう意味ではちょっと安心させてくれる本でもあった。
2020年3月13日
- おこりんぼうさんのペアレント・トレーニング 子どもの問題行動をコントロールする方法
- ジェド・ベイカー
- 明石書店 / 2011年4月15日発売
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2020年3月16日
- 出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと (河出文庫)
- 花田菜々子
- 河出書房新社 / 2020年2月6日発売
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タイトル通りの内容だけど、タイトルから受けた(ちょっとミーハーな)印象とはだいぶ読後感が違った。
出会い系でたくさんの人に会いました、それで本をすすめました、ってとこだけ読むと…まあそこがメインではあるんだろうけど…たぶんこの作品はあんまり面白くない。
終わり4分の1くらいの、結局主人公にとって人に本をすすめることってなんだったのか?人との出会いって?自分のやりたいことって?語って、そして再スタートを切って…のところがこの本の本質だと思う。
自分も一人暮らししていた頃の、引っ越し後まもなく慣れない街に軽くお財布だけ持って小腹を満たしに出かけるみたいな感覚がすごく懐かしく思い起こされた。
2020年3月16日
- イライラしない、怒らない ADHDの人のためのアンガーマネジメント (健康ライブラリー)
- 高山恵子
- 講談社 / 2016年11月29日発売
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2020年3月13日
- 50歳から始める英語 楽しいから結果が出る「正しい勉強法」74のリスト (幻冬舎新書)
- 清涼院流水
- 幻冬舎 / 2019年3月28日発売
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中退とはいえ京大入学の経歴を持ち現在はTOEIC満点ホルダーの著者が、英語学習に一念発起した当時は300点台であったことに単純に驚き。私より低いじゃないか!
内容は何事も始めるのに遅すぎませんよ、ということと、それではどうやって学習したらいいかのだけど、魔法みたいな新鮮なことは書いてない。
とにかく学習を当たり前の習慣にすること。スキマ時間の作り方。短いスキマ時間でできることの具体的な例。そして継続すること。
勉強というと机に向かって本とノートを広げなきゃ、何分リスニングをしなきゃ。そんな時間ない!という考え方はまず捨てないとなんですね。
英語学習だけでなくなにごとにも言えることだろうと感じました。
著者の小説(大説?)は未読なのだけど、TOEICの世界を題材にして書かれたものがあるとのことでそれにも少しふれていた。ちょっと気になる(笑)
2020年3月17日
- 子どもが幸せになることば
- 田中茂樹
- ダイヤモンド社 / 2019年3月1日発売
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子育て中、言ってしまいがちな言葉に対して、こんな風に言えれば子供はのびのび育つよ!というエピソード集。
実際これじゃ解決しないよ!とか、こんな風に言って済めば世話ないよ!というのもなきにしもあらずだけど…
とにかく、
・子供にとって家がいちばんのリラックスできる安全地帯であること。
というのがこの本の一貫した姿勢。
確かに、目前のトラブルは別として、家や親を信頼してもらえなかったらこれから先子供の身に起こる数々の問題に対処できなくなるし、子供自身にもその力が備わらなくなるもんな~。
2020年3月13日
- 丕緒の鳥 (ひしょのとり) 十二国記 5 (新潮文庫)
- 小野不由美
- 新潮社 / 2013年6月26日発売
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2020年3月13日
- 夏目漱石、読んじゃえば?
- 奥泉光
- 河出書房新社 / 2015年4月22日発売
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漱石好きの著者による漱石解説本。
難しい本を、一字一句理解しなくていいんだよ!というアプローチが新鮮だった。
一枚の絵画を遠くから眺めるように。漢語の持つ雰囲気を楽しむように。
中学生くらいの子に向けて、ちょっと「厨二心」を刺激するような感じでも書かれているような感じがするけど、正直大人も興味をそそられる。この雰囲気は14歳向けだからなのか、奥泉氏の持ち味なのか?
漱石も読み返したいけど、奥泉氏の著書も読んでみたくなった。
2020年3月13日