20年ぶりに再読。最初に読んだときは警察官同士の確執のすさまじさが、事件そのものよりも印象に残ったものだったが、それは変わらなかった。作者の問題意識の中に、政治的な圧力によりわれわれが真相に届かないというもどかしさというよりも怒りというのがあるが、それを刑事たちの心情にたくして、その重層さを同量の活字で表現しようとする高村節が心地よい。疲れるけど(笑。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2017年4月10日
- 読了日 : 2017年4月10日
- 本棚登録日 : 2017年4月10日
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