他サークルからの受注作品を制作する中で、3人が物造りの同士として連帯感を高めていく過程が素晴らしい。舞台やメカの設定の作りこみや書き込みの面白さで引っ張っていくだけかと思いきや、キャラクターたちの自立や三者三様のお互いへの理解といった人間ドラマにまで踏み込んでくると思わなかった。なかでも主人公の一人が親からの自立とアニメートへのこだわりを語る章は熱い。もちろん設定の面白さも健在で、閑話休題的な銭湯でのひと時を描いたエピソードは、その迷宮のような巨大銭湯の意匠が最高。こんなのが見たかった~と思わせてくれる。このマンガぜひアニメにして欲しいな。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
コミック
- 感想投稿日 : 2018年1月17日
- 読了日 : 2018年1月17日
- 本棚登録日 : 2018年1月17日
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