悪人正機 (新潮文庫)

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本棚登録 : 1277
レビュー : 170
おーい粗茶さん 哲学/心理/思想/宗教/社会科学   読み終わった 

この2人に共通していることは、自分が思っていることを正直に言葉にすることに、ものすごく自覚的なこと。当たり前のようで実は難しい。それらしい結論というファーマットに自分の本当に思っていることをあてはめてしまう、そのために自分の本音を少し歪めてしまってることのほうが多いと思う。糸井重里の用意したお題に対し、時に「よくわかんねぇです」「考えたってしょうがない」という結論を出す吉本隆明が面白い。個人的に印象に残ったのは、どんなことでも、きちんとでなくても10年毎日続けていれば、その仕事で一人前になれる、という話。その根拠は10年続けている人の自己評価は正確だっていうこと。なるほど一人前っていうことは、正しく自己評価できるっていうことと言い換えてもいいってことなのだな。自己評価より高く評価される仕事をやってはいけない、自己評価より低く評価されることは何をやってもいい、っていう話も面白かった。

レビュー投稿日
2018年11月11日
読了日
2018年11月11日
本棚登録日
2018年11月11日
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