冷血(上)

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本棚登録 : 1115
レビュー : 144
著者 :
おーい粗茶さん 小説   読み終わった 

犯罪者たちの思考にあいた穴ぼこと、国道沿いのすかすかの風景。人々の暮らしを隔てる階層格差と、警察という組織の行動。作者が膨大な言葉をつくしてこれらを描写するのは、これら荒涼や不毛というものを、「要点をまとめて」表現してしまうことで、その実体から外れてしまうということなのだろうか? 下巻の犯行動機をめぐる章への助走であり、どこにたどりつこうとしているのかわからない犯罪者たちの行き当たりばったりの彷徨や、通報から始まる捜査手順の一部始終を精密にただただ追っていく描写が続くのだが、圧倒的なディテールが面白く飽きない。

レビュー投稿日
2013年2月16日
読了日
2013年2月15日
本棚登録日
2013年2月10日
2
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