YMOのONGAKU

著者 :
  • アルテスパブリッシング (2019年3月25日発売)
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本棚登録 : 130
感想 : 10
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YMOのスタジオアルバム制作に当時アシスタントとして関わっていた著者から見たYMOの振り返り。楽器や録音機材、録音方法の専門用語など半分も分からないが、YMOのあまたの楽曲が、どういったメンバーの思惑で、どういった手法でもって作られていたのか、という舞台裏が語られていて、ファンにはもうたまらない。特にオリジナルの世界初のサンプリングマシンを大体的使った『テクノデリック』の章は、シンセサイザーのほかに生音、生楽器の音源がデジタル化され電子楽器とまったく等価に扱えるようになり、手弾きなのかと打ち込みなのかが手段としての制約ではなく、ミュージシャンの意図として選べるようになり、そのメイキングのエピソードには興奮する。本人自身の振り返りによる主観や逡巡といったバイアスがないこういう振り返りは、ある意味で本人自身の振り返りより正確に当時の現状を言い伝えていると思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: アート/音楽/映画など
感想投稿日 : 2021年11月27日
読了日 : 2021年11月27日
本棚登録日 : 2021年11月27日

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