数学する身体 (新潮文庫)

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  • 新潮社 (2018年4月27日発売)
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数学者が書いたエッセイ。岡潔が書いた芭蕉の感覚を、機械のアルゴリズムに対する自然や人間の瞬時の計算として説明されてるのが新鮮だった。

人類は、座標と数式を道具として使い改良して概念を広げながら世界を捉え続けているけど、数と記号がたまたま人類にとって使いやすかったのであって、もしかしたらその道具では拓けない領域もあるのかもしれないし、また改良していくのかもしれない。どっかで映画『メッセージ』みたいに、地球外生命体に概念を授かることもあるのかもしれない。

普段、うまくコンピュータに仕事させられなくてもどかしさを感じるけど、諦めちゃいけないな(感想)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 社会・科学・思想
感想投稿日 : 2020年12月24日
読了日 : 2020年12月24日
本棚登録日 : 2020年12月24日

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