ソロスは警告する 超バブル崩壊=悪夢のシナリオ

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本棚登録 : 501
レビュー : 54
kurizoh7さん ビジネス書   読み終わった 

伝説の投資家と言われているジョージ・ソロスが2008年に刊行された本ですので、2008年当時の世界経済状況を見て、今後の未曾有の世界経済危機に対する警鐘と、ソロスの信念が書かれた一冊です。
内容は翻訳が良かったのか?分かりやすい内容で非常に読みやすかったです。
ソロスは再三、再帰性という理論を基準においており、この再帰性というのは人間というのは考えに誤りや誤解があるという前提で、この人間の誤りによって、どう歴史が動いていくかと検証する考え方です。
金融政策など人間が考える政策には必ず誤りや矛盾があり、それは国同士でも当然、いろいろな考え方の相違があるし、時代の変化と共に考え方が適応しにくくなっていくということで矛盾が生まれるということなど、政策自体が矛盾を生み出すものであり、絶えず良い政策というのは試行錯誤の連続であるというのが深いですね!
でも、人間は自分が開発した理論や信奉する理論を間違っているとは認めないのが事をやっかいにしているのですね。
ソロスはもっと独善的な考え方の人だと思っていたのですが、かなり考え方が柔軟で、しかも哲学や歴史をよく勉強していて、それをもとに己の揺るぎない信念や世界観を形成しているからこそ的確に世界情勢を見越した投資哲学で大成しているのだと思いました。
また、アメリカが中心ですが、儲けたお金を不遇な人達への救済にまわしているところも凄いです!
ミクロの視点だけでなく、マクロな視点で、どのように財政や経済などを良くしていくか?もっともっと頭を使わなければなりません。
経済の本でもあるし、人間ソロスの魅力を十分に感じる一冊でした。

レビュー投稿日
2014年10月23日
読了日
2011年12月14日
本棚登録日
2014年10月23日
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