ムハマド・ユヌス自伝: 貧困なき世界をめざす銀行家

  • 早川書房 (1998年9月30日発売)
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グラミン銀行を創設し、貧困無き世界を目指した企業家、そしてバンカーの自伝。大人数家族に生まれ、母が精神病で病む中、家族で協力し、そして父のリードもあって貧しくも豊かに暮らしていた幼少期。1971年にバングラディッシュが独立戦争に勝利、荒廃した国となって何とか独立したバングラを再建しようと誓っていた。
コーランの教えで女性は一人で外出できない。グラミン銀行は女性をターゲットにした。また、信頼を軸にすることで、クレジットをとる=相手を信用できるという構図で融資システムを組んだことも特筆すべきポイントだろう。銀行がやってきたことの逆をやったという言葉がそれを物語る。顧客が銀行のオフィスに来る、グラミンは顧客の元へいく。貸借対照表と損益計算書で信用力を分析する銀行と、どこまで貧しいかを説明するだけのグラミン。働くことを始めてみる、その後押しを、ちょっとだけの融資でやっていく。誇り高きバンカーの夢。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス
感想投稿日 : 2019年11月25日
読了日 : 2019年11月25日
本棚登録日 : 2019年11月25日

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