こうやって、考える。

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レビュー : 34
著者 :
kurodamaさん ビジネス   読み終わった 

外山滋比古氏の知に関するエッセイをまとめたもの。思考をどのような形で行うか、そのエッセンスが詰まっている。
idea 三上という言葉がある。枕上、鞍上、厠上という思考とは違う目的を思っている時に、アイデアが生まれる。セレンディピティという単語も使って説明されているが、要すれば、アイデアは根詰めて考えても出てこないものだ。
process 何か思いついたら、寝かせる。時間を置いて、熟成させ、勝ち抜いて来たアイデアは本物だ。焦ってすぐ使わない。
think 考え事は朝する、童心になってみて、常に問い、疑う。本を読んだら、感想を書いてみる。こんな風にして、思考力を上げていく。
life 知性を磨く生活とは。汗を流し、体で考える。これはその通りだと思う。ランニングしていると、ふと思いつく。汗と一緒に不純物が流れ出てピュアなアイデアが出てくるから。1日の生き方に現れてくる。図書館を利用する、本を借りるのではなく書斎として使うとはかどる、これも同意。昔、六本木ライブラリーを利用していた。思いの強い人達の中で、自分も勉強していると、自然と高揚感もあり、集中する。この感覚を持つには、家ではなく、非日常の中で水のような気持ちを持って思考を整理していくことが必要なんだろう。週に一度は家族と離れて、空白の時間を持つ。これはその通りだが、逆に大切な人がいたら、そのひとにこそ持ってもらうようにすることが大事だ。
read 本の引力に従う。この言葉は面白い。確かに、乱読したり、そよ風のようにふわっと、時には嫌いなら投げ出してもいい。ただ、自分が必要とし、必要とされる本がある。その引力は、出会った人しかわからない。無駄な読書に見えるけれど、その出会いのためにあると思えばいい。
こうやって考える。一つ一つは当たり前。特に真新しい思考法でもなんでもない。ただ、すっと腹に入る。

レビュー投稿日
2018年1月5日
読了日
2018年1月5日
本棚登録日
2018年1月5日
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