ラテンアメリカ文学の翻訳者と聞いて、鼓直らに並びこの名前を挙げる人は多いと思う。この本は、作者が翻訳者になるまでの経緯とそれからの生活を中心とした自伝書に加え、翻訳に対する心情やその考えが記されている。内容は読みやすいためすらすらとページが進む進む。現代で言う本のレンタルショップに当たる話しや高校時代英語の先生にこっぴどく叱られた話しなどのエピソードから、あとがきまで興味深い内容が凝縮しているため、翻訳者に興味がある人にとっては特別な一冊。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
エッセイ・詩集etc
- 感想投稿日 : 2013年3月14日
- 読了日 : 2013年3月11日
- 本棚登録日 : 2013年3月14日
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