二度はゆけぬ町の地図 (角川文庫)

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本棚登録 : 454
レビュー : 70
著者 :
kurodamanabuさん 小説   読み終わった 

4つの話をまとめた短編集だが、主人公は皆同じ北町貫多という人物によって作られている、決して連作という構造にもなっていないが、私小説である。
一貫して明治や大正時代の文学作品なんかで使われる古風な言い回しを軽快に描く本作は独特な魅力で溢れている。普段は目にしない難読な漢字が出てきたりもする。自堕落で単純で気まぐれに出来ている主人公と端正な文章との対比をしても面白い。大概どの物語も主人公である貫多が何らかの形で問題を起こし、それを意外な形で結末を迎える独特な面白さがあった。

レビュー投稿日
2015年5月24日
読了日
2015年3月18日
本棚登録日
2015年3月17日
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