アニメーションノート no.1 (2006) (SEIBUNDO Mook)

  • 誠文堂新光社 (2005年12月1日発売)
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この雑誌は、流行の最先端をいっている雑誌とはいえません。アニメーション製作の深層へと迫っていく内容です。最新の情報を得たいという方より、もっと詳しく知りたいという方へお勧めします。

私は、幼いころから「ドラえもん」「新世紀エヴァンゲリオン」をはじめ、最近では「電脳コイル」「反逆のルルーシュ」などたくさんのアニメーション作品を見てきました。そうしているうちに、単にアニメを見るのが好きという領域から、どのような人がその作品に関係しているのか、どのような仕事があるのかが気になるようになってきました。これは自然なものだと思います。たとえば、ジブリ作品をあげれば、宮崎駿や高畑勲、鈴木敏夫などが注目されるのと同じだからです。

「アニメーションってどうやって作られているんだろう」「製作現場の裏舞台を垣間見たい」という方にお勧めの一冊であり、「アニメーション業界を目指す方の入門書」のような役割も果たしているように感じます。だから、私にはぴったりの雑誌でした。

普通のアニメ雑誌と違うところはたくさんあります。まず、絵は少なく文章が多めです。どちらかというと、アニメ作品の内容や、設定などはあまり載っていません。そのかわり、どのような工程でつくられたのか、どのような技術が使われ、どのような人々が関わったのかをみることができます。また、一本のアニメーションを作ることの大変さ、それにかかわる人々の仕事内容などをより身近に感じることができます。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 雑誌
感想投稿日 : 2008年6月2日
本棚登録日 : 2008年6月2日

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