おしえて! ギャル子ちゃん 5

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本棚登録 : 79
レビュー : 3
著者 :
『黒犬』の優樹さん コッミク(MF)   読み終わった 

しみじみと嬉しいものである
自信を持って、面白いから大好きだ、と言える作品と、その描き手の成長を最新刊から感じ取れる、と
漫画家が様々な経験を経て、人間的に成長し、その変化を漫画に活かせないか、足掻いている様が、確かに感じる事が出来る
こういう感覚を刺激してくれる漫画は、本当に大好きだ
『聖闘士星矢EPISODE,G アサシン』や、『[オールカラー版]鬼灯の冷徹セレクション~色がついたらよさそうな話をカラーにしてみました~』を読んでも言えることだが、色がついてるってだけでも、作品の面白さは強まる
もちろん、白黒でも面白い作品は面白い。きっと、この『おしえて!ギャル子ちゃん』だって、色付きじゃなくても面白いだろう
ただ、私はオールカラーの面白さを知っていて、そこに魅力がある、と思っているので、物足りなさはどうしたって覚えてしまうに違いない
漫画を描く事に関しちゃ、ど素人も良い所なので、オールカラーの漫画を描くのは相当に大変なんだろう、と思っている。もし、本当に大変だとしても、「鈴木先生、これからも応援してます」のエールで、頑張って貰おう、と考えている私はズルいかね
ストーリーがキャラを活かしているのか、キャラがストーリーを盛り上げているのか
いずれにしても、勉強になるのは確かで、何度読んでも、違う面白さが見つかる
キャラの中に通っている芯を、ボリュームのあるストーリーの中で、どうブラす事なく、活き活きと動かすか
それを意識できているのと、意識できていないのでは、作品の質に大きな差が出るんだな、と解かった
きっと、これは漫画も小説も変わらないコツなんだろう
また、下ネタやエロスの美味しい使い方も学べるので、私としちゃありがたい
性活環境で、人の下ネタに対する耐性は異なる
私は大抵のエロトークは平気だが、レイプやNTR系は全く受け付けない。成年誌を読んでいても、その手の作品だ、と読んでいる途中で気付いたら、漫画読みとしてのスタンスはどこに行った、そう、詰られるのも承知で読み飛ばすくらいだ
もちろん、その手の作品でしか興奮出来ない人がいるのも承知している。その人達からしたら、私が好んで読む、ハッピーエンドになってくれる純愛ものは、嘘臭い、もしくは、中身がない大量生産品と感じるんだろう
これに関しちゃ、人の好みはそれぞれ、と乱暴に纏めるしかない訳だが、とりあえず、最も大事なのは、漫画と現実をごっちゃにしない事だ
その手の漫画で、レイプしたいって欲望をコントロールできず、行動に移してしまうような、漫画読み失格の輩はプロレスラーにお仕置きしてもらいたいくらいだ。特に、子供に毒牙を向けるような奴は、下の下の下なので、プロでも死んでしまう可能性が高い、禁止技の餌食にすべきだ、と物騒な事を思っている、その手のニュースを見たり、読んだりするたびに、私は
いつも通り、話が思い切り逸れてしまったが、この『おしえて!ギャル子ちゃん』では、会話の相手を赤面はさせるが、不快にさせない程度のエロをトークの中に上手く挟み込むテクニックだ
何気ない一般的な会話の中で、流れを全く乱す事なく、下ネタを投下し、場の空気をより盛り上げられる、それは素直に憧れてしまう
また、女性は、どんな体型であろうとも、自信を持っており、なおかつ、自分磨きを怠っていなければ、男をドキドキさせるオーラを纏えるのだな、と実感した
基本的に、肉付きの良すぎる女性は得意ではないのだが、肉子母の体には、確かに「セクシーだ」と思えるだけの何かがある
この(5)も、ボリュームのある回ばかりだったが、個人的にググッと来たのは、何と言っても、ギャル子姉とオタ子兄の交際がリスタートした、第107話
失敗しない人なんていない。どんな人でも、やらかしてしまう事はある
後悔と反省は大事だが、その後、動かなければ、欲しい物を手に入れ直す事は出来ない
ギャル子姉とオタ子兄は運命の相手、二人は赤い糸で繋がっている、とまでは言わんけど、少なくとも、二人が同じタイミングで行動を起こしていたからこそ、こういう結果に到った
つまり、二人の相性は良いって事だろう
ヘタレであるのは確定だが、決して、性根が曲がった男ではないオタ子兄との交際で、ギャル子姉がもっと綺麗になっていき、それがオタ子兄を男として成長させる起爆剤になればいいな、と思っている
次巻では、お嬢にも恋の嵐が吹かないかな、と期待している
ある意味、この青春コメディ作品の中で、最も芯が強いお嬢と恋愛の意味で付き合うとなると、様々な意味合いでの強さを兼ね備えていないといけない
だからこそ、この(5)でまた成長した鈴木先生なら、そんな男とお嬢の出逢いを描けるはずだ、と勝手に信じている
この台詞を引用に選んだのは、可愛すぎか、と壁を叩いてしまったので
そこらのオツムの弱い(フリをしている)女子高校生がやったら、苛立ちしかないが、ギャル子ほど中身があって、なのに、もっと、自分の厚みを増やそうと知識&経験の吸収を貪欲に行える美少女がやると、破壊力がヤバい
ただ、ギャル子の場合、カラカルのようなイメージが浮かぶな、どうしても

レビュー投稿日
2018年9月13日
読了日
2018年7月24日
本棚登録日
2018年7月23日
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