ギャグにもほどがある (ビームC)

  • エンターブレイン (2013年10月25日発売)
本で見る
3.86
  • (7)
  • (6)
  • (7)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 53
感想 : 13
5

タイトルに虚飾、誤表示、誇張、一切無し
私、好きですねぇ、この手の全力で馬鹿馬鹿しいギャグ漫画は
小難しい教訓とか、作者が日頃、感じている事を伝えたい、みたいな立派な漫画家みたいな事を考えないで、ともかく、読み手を笑わせる、その一点だけに力を振り絞ってるって感じの内容です
ちょっとした事で好きな人に誤解された、自動販売機にお金を入れても商品が出てこず、お金も戻ってこなかった、鳥の糞が頭に落ちてきた上に犬の糞を踏んだ、授業で五回連続で指された、程度の悩みや不安くらいなら、これを読んだら、一気に吹っ飛ぶハズ
正統派なギャグ漫画としての“単純な腕力”で勝負してくるので、実に好感が持てます
パロディ漫画を毛嫌いしている人は割りと多いですが、私はむしろ大歓迎ですね。もちろん、そのパロのレベルにもよりますが、この一冊は上の上なんで、無問題です
パロディにされるだけ、その元ネタになった作品が愛されていて、別ジャンルの笑いや衝撃を読み手に与える事で、オリジナルの魅力が深い所から引っ張り出される、と私は思うんですよ
上野先生の本来の画が上手いのか下手なのか、微妙なラインにあるからこそ、余計に○休シリーズに、私は笑い転げてしまいました
シュールっつーより、もっと突き抜けた感のある漫画を描く漫画家の先生ですね、上野顕太郎先生は
次回作が楽しみすぎるにもほどがある

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: コミック(エンブレ)
感想投稿日 : 2013年11月19日
読了日 : 2013年11月14日
本棚登録日 : 2013年10月25日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする