新米姉妹のふたりごはん3 (電撃コミックスNEXT)

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本棚登録 : 183
レビュー : 10
著者 :
『黒犬』の優樹さん コミック(A・MW)   読み終わった 

百合か、百合じゃないか、そこが問題だ・・・とシリアスぶってみたが、正直、この作品は食漫画として楽しませてもらっているから、その論戦には加われないな、残念
百合っぽさがあろうと、百合っぽさがなかろうと、この『新米姉妹のふたりごはん』は食漫画として質が高いし、姉妹の絆が料理によって深まっていくストーリーにも癒される
血の繋がりがないから、サチとあやりの間に百合感は滲んでるように見える。ただ、「好き」を表す矢印の大きさは違うかも。どっちが大きくて太い矢印か、それを言うのは野暮ってもんだ
百合っぽさがあるって言うなら、むしろ、絵梨ちゃんのサチに対する友情に、だろう。友情と恋愛、まだ、どっちつかずではあるようだけど、あやりに対する嫉妬が芽生えかけているのなら、恋愛寄りになってそうだ
ただ、その気持ちを私は気持ち悪いとは思わない。思う理由が分からない
好き、には色んな形がある。御法度なのは、相手の都合を考えずに、自身の勝手な「好き」を押しつけ、なおかつ、暴力や策略に訴える事だけなのだから、同性を好きになる事に何ら問題はない
好きになった相手の性別が、偶々、自分と同じだった。その程度の理由で、「好き」を封じ込めちゃもったいない。自身の中に秘める、勇気を出して曝け出す、それは個々の決断だけど、一時の迷いだって、周囲の喧しい声で自分に言い聞かせる必要はない。「好き」は心の栄養になるんだから、大切にすべきだ
あれ、食漫画の感想を書こうとしてたのに、何か、流れで百合漫画の感想っぽくなったな
この(3)でも、新米ほやほやの姉妹は、手探りで相手との距離を測りながらも、時には大胆になって、相手の知らなかった一面を知り、逆に知ってもらう事で仲の良さを増している
そのゆったり感は読んでいて、癒され、ついつい、口の端が緩んでしまう
しかも、その緩んだところから、涎が出そうになるほど、あやりの作る料理が旨そうなんだ
どれも垂涎必至だけど、やっぱ、狩猟免許持ちとしちゃ、あやりのおばさん、みのりが登場する、13品目「鹿肉のロティ」は強烈だった、みのりの個性も含めて。味の好みはあるにしろ、やっぱ、人生、一度はジビエに挑戦してほしいもんだ。まぁ、桐谷さんみたいな雑食に走れ、とは言えんけど
この台詞を引用に選んだのは、サチへの好感が上がったので。「いただきます」は命を頂くってこと。ただ、口に出すだけではなく、自分の血肉になってくれる他の獣、魚、野菜に感謝する事で、その料理はより味わえるようになる。こうやって、感謝を示せるからこそ、サチは可愛いのだ

レビュー投稿日
2017年6月14日
読了日
2017年5月10日
本棚登録日
2017年2月27日
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