ともだちをつくろう。 (1) (星海社C)

  • 講談社 (2015年11月11日発売)
4.50
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本棚登録 : 29
感想 : 1
5

またまた、電車の中じゃ決して読んじゃいけない漫画に巡り合えた
ジャンル的には、友情ギャグになるのかな。メインが男と女だと、ラブコメの匂いがいくらかしてきそうなもんだが、この『ともだちつくろう』はタイトルに“ともだち”と入っているからか、とことん、友情に重きを置いている。男と女の間に、真っ当な友情は成立するのか、そんな永遠の疑問に挑んでいる
キャラがとにかく、個性的で変態の部類に入るので、読み手は選びそう
私みたいに、美川べるの先生の色に慣れているなら抵抗なく大笑いできるかも
最初こそ、どこにでもいそうな女子高校生・美鈴が、正太郎と出逢ってしまった事で変人の仲間入りしていく過程を見ていると、とことん、人間ってのは他人に影響を受ける生き物だ、と実感する
正太郎が、口さえ開かなければ、割りかし、イケメンなトコも攻めてるなぁ、と感じた。まぁ、コイツの場合、言葉だけじゃなく、行動にも変態っぷりが出ている訳なので、プラスに働いてないんだが
しかし、何だかんだで、正太郎も美鈴も一緒にいて楽しそうなんだから、それでいいんだろう
この(1)の終盤では、判り易い小悪党の雰囲気を漂わせる生徒会長が姿を見せ、正太郎を退学に追い込もうとしているので、(2)の発売が実に待ち遠しい
個人的にお勧めの回は、正太郎とおばあちゃんの別れのくだり。ど変態に、こんな読み手を泣かせる過去を用意するのはズルいぜw
この台詞を引用に選んだのは、男だからこそ理屈抜きで納得できる真理だからだ。自分のエロさを隠さずに曝せるマブダチがいる、それは男の人生において、一、二を争う幸せな事だろう

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: コミック(その他)
感想投稿日 : 2016年5月23日
読了日 : 2016年5月23日
本棚登録日 : 2016年5月23日

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