トールさんの尻尾を掴んで、大回転の末に一位の座からブン投げそうな勢いがある、それが、この『もののけしぇありんぐ』
どうも、私はファンタジー感がたっぷりで、かといって、ド派手なアクションはなく、ほのぼのとした日常モノが好きなようだ、クール教信者先生の作品では
人間の女の子と妖怪の美少女らが一つ屋根の下で暮らす
男からすると、混ざりたいっつーよりかは、眺めていたい状況である。まぁ、混ざれないって言った方が正しい。私がよーこさんやモミさんのストライクゾーンに入っていると驕るつもりはないが、もし、万が一に食指を動かしてしまったとなると、相当に搾られ、命の危機になってしまう可能性も大だ
人は妖怪を恐れ、妖怪は人を喰らう。それも間違いじゃないけど、この『もののけしぇありんぐ』では、人と妖怪、種として差があると判った上で、その溝を少しでも埋めよう、と人、妖怪、どちらもが努力をしている。クール教信者先生に、そんな意図があるのかは定かじゃないけど、人と妖怪だって一緒に暮らしていれば仲良くなれるのだから、同じ星に住んでいる人間も親しくなれる、そんな深さもあるかも知れない、この作品にゃ
話の主役が、人間の女の子ってのが、ストーリーに広がりを生んでいるような気がする。もし、男の子だったら、クール教信者先生がお得意(?)のエロエロなハーレム展開に突入し、青年誌じゃ掲載できないレベルになっていただろう。まあ、現時点でも、結構、際どい描写は多かったりするんだが
ほんのちょっとした百合要素も含んでいるからこそ、一味違う面白さを持つ日常コメディに仕上がっているんだろう
(1)からの引きが巧く、(2)は実にワクワクして読めた
「楽しい」の気持ちが行き過ぎて、家が吹っ飛んでしまったヤタら
家なき子になってしまうか、と危ぶまれたが、何やら謎の多そうな大家さんの計らいで新しい家を用意してもらえる事となり、その間、違う家で共に住む条件を出されてしまう
それも何とかクリアし、仮の新居での生活が始まったのだが、各の個室がない家での生活は先のシェアハウスとは違う大変さと楽しさがあり、人と妖怪としてだけでなく、友達としての絆も深まった模様
自撮り大会を催したり、ヤタが寝相の悪さを直そうとして見たり、風邪を引いたヤタを見舞いに来た級友をミズチ達が歓迎(笑)したり、とイベントは色々
そうして、新しいシェアハウスが完成し、個室がある生活を取り戻した面々だが、一度、近づけて心地よかった距離感はそう簡単には無くなったりせず、何となく、一室に集まる住人ら
けれども、人と妖怪が一緒に住んでいるって特異性に加え、大家さんがたった一か月で用意しただけあって、案の定、不穏な空気が・・・・・・
やっぱ、クール教信者先生、次巻への引っ張り方、巧いわぁ
ヤタの見舞いイベントで初登場した、クラスメイトの宮城さんとミホちゃん。クール教信者先生の作品らしく、濃い、それでいて、くどすぎない個性だ。フラグを立てられちゃったミホちゃんは元より、オネエな宮城さんとよーこらの交流も楽しみだ。自分が普通じゃないと認めた上で、それを是とし、堂々と生きている宮城さんは、妖怪、って理由くらいじゃ、よーこらを恐れず、差別しないだろう
この会話を引用に選んだのは、他の作品と同じく、クール教信者先生の人生が反映されているな、と感じたので。自分を好きになるのも、嫌いにならないようになるのも、変わらないのも、変えるのも難しい。だからこそ、人生だ
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- 感想投稿日 : 2016年6月25日
- 読了日 : 2016年5月27日
- 本棚登録日 : 2016年5月20日
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