西遊筋(1) (モーニングKC)

著者 :
  • 講談社 (2016年3月23日発売)
4.00
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本棚登録 : 19
感想 : 1
5

まぁ、正直なトコ、☆は四つにしようか、迷いはした
それでも、星を全てONにしたのは、次巻がこの(1)より私を大笑いせてくれるレベルにバンプアップしている筈、その期待を籠めて
基本的に人見知りな私がここに、拙すぎて血を吐きそうな感想を挙げて、他の漫画読みの方々の目に曝しているのは、自分が感じた「面白い!!」を伝え、その漫画の魅力を広めたいからだ。なので、傲慢なのを承知で、ホントに面白い、と感じなきゃ、感想を書かないっつーか、書けない
実際、この『西遊筋』(1)は、他の読み手に自信を持って「面白いです」と紹介はし辛い
本来、頼れる三弟子に護られるポジションにいるはずの、三蔵法師をとことんマッチョにし、それこそ、『ONE PUNCHMAN』級の攻撃力を持たせている点、悟空、八戒、悟浄、白竜の弟子らも個性的にしている点、話の形式を四コマ漫画とストーリーを組み合わせている点、どこにも光るトコはあるのだ
ただ、何と言ったらいいのか・・・・・・中途半端って表現は違うな・・・・・・そう、突き抜けられてない感じがするのだ、通して読むと、どうしても
守りに入っている訳でもなく、恐らく、OTOSAMA先生自身も、それに気付いていない
もうちょい、力技で笑いを取りに来てくれても、私ら読み手は受け止めきれたと思う
(1)のラストが、ちょっとイイとこで終わらせ、次巻への惹き方が巧かったのも、却ってイラッと来てしまった
しかし、誤解しないで欲しいが、私自身は「アリだな」と思ったし、ちょいちょい笑わされた。原作・・・は表現が正しくないか、原典を知っている人間なら、クスッと来てしまうネタも多く、OTOSAMA先生が色んな意味で勉強し、努力を怠っていない事も、ちゃんと伝わってくる作品なのは間違いない
本人の頑張りと、担当編集さんのしっかりとした手助けがあれば、確実に化ける、その確信も持てる
だからこそ、エールも込めて、この感想を未読の方も含め、OTOSAMAに対して書かせて貰った次第だ
どの話も腹筋に効きそうなモノばかりだが、やはり、一推しなのは、掴みとしてバッチすぎな第一話「猿を手なずける(物理的に)」だ。『西遊記』の名シーンである、三蔵と悟空が初めて出会うくだりを、こうも面白可笑しく描けるOTOSAMA先生、やっぱ、持ってる
この台詞を引用に選んだのは、特に三蔵と弟子の絆の強さを感じたので。理想の上司と言ってしまうと、少しボヤけてしまうかも知れないが、自分を慕ってくれる者がミスを犯した際、それを詰り、罪を全て押し付けるのでなく、前に出て守ってくれ、償おうとしてくれる人間は理屈抜きでカッコいい。そんな者のカッコ良さを肌で感じ取り、ちゃんとした反省を出来る者もまた、いつか、そんなカッコいい者になれる可能性を秘めている

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: コミック(講談社)
感想投稿日 : 2016年4月28日
読了日 : 2016年4月12日
本棚登録日 : 2016年3月24日

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