鬼灯の冷徹 シロの足跡(2) (KCデラックス)

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本棚登録 : 69
レビュー : 3
著者 :
『黒犬』の優樹さん コミック(講談社)   読み終わった 

予想通り、(2)の表紙は柿助が飾ったか
巻末の予告を見る限り、(3)が出るのは確定だろうから、それはルリオが飾るだろう。それだけに、(4)の予想が出来ん。こんだけ面白いから、(4)が出るのは間違いないと思うだけに、悩む
まぁ、それは一先ず、脇に置いて、(2)の感想を書くとしよう
改めて思ったが、読みやすい。もちろん、本家の『鬼灯の冷徹』が読みにくいってコトは、1mgとしてない。基本的に、『鬼灯の冷徹』が好きな漫画読みは、鬼や地獄と言った、ファンタジー要素の強いものが好きなので、仮に読みにくかったとしても、気にしないか、気付かないんだろう
なので、その方面に対して、さほどの興味がない人には、こっちの方が合っている、と思った
本家と同じ内容でも、四コマ漫画なので、スルッと入ってきて、楽しめるってのは、柴先生に実力があるからだろう
また、『ワンピーズパーティー』や『小林さんちのメイドラゴン カンナの日常』にも言えることだが、キャラのはじけっぷりがいい
本家でも、キャラクターたちは十二分に、自分らしく生きているが、スピンオフだと、本家じゃ出来ない方向性のパッションを爆発させられるんだろう
そこを引き出せるか、でスピンオフの良し悪しが決まる。柴先生が、見事に江口先生の期待に応えているのは、言うまでもないだろう
あと、これは個人的な印象だが、こっちの方が女性キャラは可愛い?
掲載誌が『なかよし』だけあって、女児受けしやすくしてるんだろうな。本家の女性陣も美人だが、まぁ、表情やリアクションは女の子らにとっちゃ、刺激が強いしなぁ
けど、ストーリー全体の深みは、本家に及ばないってのは確か。スピンオフなんだから仕方ない、なんて温い発言は、本家とこの『シロの足跡』のファンである漫画読みはしない
絵柄やテンポ、クオリティは現状維持でいいので、(3)以降は話に奥行きを持たせてほしい、柴先生には
どの回も、ほっこりと笑え、読み手を癒してくれるものばかり。その中でも、特に好印象なのは、第17話。喧嘩はしないのが一番だけど、普段、溜めている感情や意見をぶつけてこそ、見えてくる相手の良い一面や、自分の直すべき短所もある。喧嘩したなら仲直り、子供が出来る事が出来ない一部の大人って、と思うには、私も薄汚れた大人になってしまったから、偉そうにできないな
この台詞を引用に選んだのは、さすが、日本の母、と平伏したくなったので。自分の中に「自分が信じたいもの」がないのに、付け焼刃の知識で、相手の信念にケチをつけるってのは、傍目から見ると恥ずかしいし、後になって思い返すと、自分のしょうもなさで死にたくなる。認めたくないものだな、自分の若さ故の過ちというものを、と彼の人は仰った。だが、成長ってのは、己のダメさ加減を認める強さを持つ事。その強さが、「自分の信じるもの」、つまり、「自信」を押し通す

レビュー投稿日
2017年9月12日
読了日
2017年7月29日
本棚登録日
2017年7月21日
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